神楽ヶ峰、清八沢滑降 山スキー

【期日】 ’07年3月23日(金)
【天候】快晴
【形態】単独
【コース】800駐車場→(ロープウェー、ゴンドラ等乗り継ぎ、途中ゲレンデで遊ぶ)→第5リフト終点1000→(シール登高)→1045中尾根1984mピーク1200→(清八沢滑降)→1230和田小屋→1310駐車場 総行動時間 5時間10分
【装備】K2 181cm、ディアミール・フリーライド、ガルモントGライドG-fit、GPS
【資料、地図】国土地理院2万5千分の一地形図[谷川岳、苗場山]
【立寄り湯】街道の湯(500円)


7:00 夜中0℃くらいまで下がったようだが、今朝は暖かい。前日三国峠は雪、みつまたは雨だった。ロープウエー駅駐車場で車中泊。朝方少し雲が残ってはいるものの、天気予報どおり快晴の気配。かぐらロープウエーは平日8時始発。シニア リフト半日券(2,500円)を購入。午後1時まで有効だそうだ(この時点では、帰りはスキーで駐車場まで下るつもりだった)。駐車場の車は、1、2割というところか。

8:00 ロープウエーで山頂駅へ。みつまたスキー場のピークまでリフトで行くが、そのまま乗り越さず、なだらかなリフト脇を2本足慣らしの為滑走する。乗り越し地点からは、これから行く神楽(かぐら)スキー場の全貌と神楽ヶ峰(かぐらがみね)、中尾根、清八沢ノ頭(せいはちざわのかしら)、雁ヶ峰(かりがみね)の稜線が一望の下に見える。既に快晴。空はあくまでも青く、胸が高鳴る。潮時と見て、かぐらゴンドラ乗り場へ向かう。ゴンドラを降りたら和田小屋を左に見て高速第一リフトへ滑り込む。


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快晴のかぐらスキー場エリアを望む

9:00 高速第一リフト終点に到着(1700m、下ノ芝付近)。スノーシュー、テレマーカー、山スキー、色々。ヘルメット持参者が多い。登山道入り口の警察の警告が妙に気になってくる。3月に入って降った雪は、雪崩の危険も現実味を帯びるくらいの量だ。気弱な私は、ゴンドラ山頂駅へ戻って登山計画書を出すことにする。ついでに数本、高速第一リフト下を滑って練習する。こぶに新雪が積もると雪の厚さが一様でない為、かなりバランスを保つのが難しい。

再度、高速第一リフト終点に向かうと、第5リフトが動いている。迷わずズルすることにする。第5リフト下の白樺沢は格好のゲレンデだ。リフトから見下ろすと、何人もスキーヤーやボーダーが降りてくるが、深雪の中を高速でスラロームしてくるテレマーカーには驚いた。高速ターンはアルペンだけの特権かと思っていた私には、あんな滑りができるなんて驚きだ。


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高速第一リフト終点(1700m)

10:00 第5リフト終点(1830m、中ノ芝付近)に到着。シールを貼り登高準備。平日にもかかわらず入山する人は多そうだ。シール登高しながら雪の深さを測ってみる。90cmほど積雪があり、その下に更に硬い雪の層がある。90cmの層も一様ではなく、30cmほど下に薄いクラストした層があるようだ。これだけあると、急斜面なら雪崩れるのでは、と急に心配になる。高速第一と第5リフトのある辺りは、夏登ると濃いオオシラビソの森なんだが、それが感じられないくらい見通しが良い、つまりそれだけ積雪が多いということだ。辺り一面は今年最後の激パウだ(山スキーML風)。太いトレースがあるのでそれを追う。天気が良いので、先行する人がよく見える。そのトレースは神楽ヶ峰へ向かわず右へトラバースして、まっすぐ中尾根のピーク(1984m)を目指している。


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第5リフト終点(中ノ芝辺り)から神楽ヶ峰方向へ登高し(左)、途中から中尾根ピークを目指す(右)

10:45 文明の利器はすごい。第5リフトの終点からわずか1時間弱で1984mの中尾根ピークに立てた。ピークにどこかの山岳会のメンバーらしき集団がいたが、うるさそう(声がうるさいのではない)なので少し離れたところにザックを置き、おにぎりを出して食べながら、どうするか考えた。ついでに周りの景色を楽しむ。清八ノ頭は雪庇が成長し、トレースは無い。苗場は雄々しく聳えている。鳥甲山の尖った特徴のあるピークとその背後に妙高が見えるが、北アルプスは春霞によく見えない。神楽ヶ峰のこちらへ面した斜面では、滑りを写真撮影をしているスキーヤーが数人いる。



下の写真は、中尾根からの景色2題

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(その1)神楽ヶ峰と苗場山

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(その2)清八ノ頭から雁ヶ峰へ至る稜線

そうこうしている間に少しづつ人が上がってくる。清八ノ頭へ向かう人は少なく、中尾根の稜線にもトレースは1本しかない。大半は中ノ芝沢へ下るか、清八沢へ向かっているようだ。偵察がてら北の稜線を行ってみたが、かなりの深雪でスキーの取りまわしが難しい。又、中尾根のピークへ戻る。出した結論は、清八ノ頭は途中の斜面が急峻でスノーシューが無いと行けそうも無くあきらめる。中尾根を行って中ノ芝沢へ滑り込む斜面は、リフトから丸見えなので私の拙い技術を披露するのは気が引ける。結局今回は清八沢を下って和田小屋へ滑り込むコースとした。先行トレースも多いし、和田小屋まで1本で道迷いの危険も少ない。

12:00 中尾根ピークを出発。オオシラビソの林をシールを着けたまま清八沢の全貌が見えるドロップポイント(1900m)まで行き、そこでシールを外す。既に4,5本シュプールがある。出だしは急だが最高の斜面だ。安全の為、沢の底ではなく両側のシラビソの木立がある斜面を意識して大きく振り子状に滑る。たいして努力をしなくてもスキーは曲がってくれた。ただバランスを私はとればよいだけだ。ターンが決まるたびに何か叫んでいる私。気持ちいい。最高だ!!


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清八沢を覗き込む

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私のシュプール

標高で200mほど一気に下ると還暦近い私の足も限界になる。どうしても前傾姿勢がとれない。尻が落ちるのでスキーの後端が沈み、そのまま尻もちをついてしまう。それほどのパウダーだ。何回かそうやって転びながらも新雪を楽しむと、やがて沢も狭くなってきて楽しい滑降も終わった(1550m)。黒岩ノ平側の急斜面から雪崩れそうなので、右岸の斜面を高巻き徐々に高度を下げる。途中コース取りに失敗し、いまにも崩れそうな急斜面を横切るが、木の枝を掴んでセルフビレーし何とか乗り切った。1450m地点で中尾根を反対側に乗り越すとリフトが見えた。小さな雪庇をジャンプしたらスキーの先端が刺さって1回転、でも楽しかった。先に見えるゴンドラ駅を目指して林間滑降する。


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この斜面を滑りました

12:30 ゴンドラ山頂駅、和田小屋エリアに到着。半日券を意識したわけではないが、この時間帯なら13:00の有効期限内に下りのロープウェーに間に合いそうだ。ゴンドラ下のコースを飛ばし、みつまたスキー場を駆け上がり、下ってロープウエー山頂駅に着くとまだ15分程余裕があった(下山コースは閉鎖)。みつまたスキー場をもう1本滑る。駐車場には13:10戻り。近くの立ち寄り湯「街道の湯」へ行ったら早い時間なのでガラガラ、気持ちよく汗を流し帰途に着いた。

今日は最高の一日だった。転んでも何をしても楽しかった。これだけの天気と雪は今シーズン今日で最後だと思う。3月に入ってからの雪で思わず予想外のパウダースキーを頂いてしまったが、おかげで清八ノ頭、霧ノ塔からの雁ヶ峰周回コースには行けなかった。しかし、私の実力では正しい判断だと思っている。このコースは、もっと天候が安定し、雪が締まったザラメの季節になったら再び来よう。最高の1日をありがとう。(完)



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