瑞牆山(みずがきやま)

【期日】'06.4.9(日)
【天候】晴
【コース】 
 里宮平峠駐車場545→630富士見平小屋→730天鳥川出合い→835瑞牆山頂上900→1030富士見平小屋→1120駐車場(合計5時間35分、休憩込)
【形態】 単独行
【立ち寄り湯】今回寄らず。「増冨の湯」、「明野ふるさと太陽館」、他に黒森側にもあるそうです。
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 瑞牆山(みずがきやま、2230m)は人気の山だそうで、人ごみを避けるためこの時期を選んだ。1泊2日で金峰山も登りたかったが、土曜日は風が強く山は大荒れの雰囲気だったので、あきらめて日曜日の瑞牆山だけとした。実際白馬岳などから遭難のニュースが流れている。 土曜日、青梅街道、甲州街道と一般道路を走って瑞牆山荘前の無料駐車場(舗装100台)に車を乗り入れ仮眠を取った。中央高速なら須玉ICが最も近い。

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 瑞牆山荘までは、途中道が二手に分かれ増富温泉経由と黒森経由があるがどちらも全面舗装で、あっさりとこぎれいなレストラン風の山荘前に到着した。山は朝まで風が強く冷え込んだ。しかし夜半には雲が切れ星が見え出したので、明日に期待をつないだ。
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 朝5時起床。広い駐車場に車が4台。手早く昼食を食べ、身支度して出発する。瑞牆山荘の前が登山口になっており間違いようが無い。コメツガ、白樺、ミズナラが圧倒的に優勢な林の中をつづら折れに登る。朝は冷え込み霜柱で歩きやすい。途中駐車場から続く林道に出るが、それを横切って更に登山道を尾根へ詰める。この林道を左へ行くと瑞牆山の絶好ビューポイントがあると、どこかのサイトに書いてあったが林道歩きは遠回りになるので行くのは止めた。
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 稜線に出ると、葉を落としたカラマツ(?)の疎林を透かして、瑞牆山の岩峰群が見えた(上の写真)。すだれ越しの瑞牆山という風情で、これはこれで何か期待させて気分が高揚する。 尾根を登る途中先ほどの林道と合流し、やがて水場を過ぎるとまもなく富士見平小屋に到着した。水場は登山道の左寄りにあり、道は凍結してるのに十分な水量が流れ出ていた。
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 小屋の右を行くと金峰山、左が瑞牆山。天鳥川(あまどりがわ)へ向けてヤナギ坂を下る。出だしから凍結しているので、ここでアイゼン(10本爪)を装着。結局、今日は富士見平小屋へ帰ってくるまでアイゼンは脱げなかった。途中、案内標識が2つほどあったが、2つ目がある辺りの左側の出っ張りへ足を運ぶと絶好の瑞牆山撮影ポイントがあった。昔の記録では、瑞牆山荘から登りつめた稜線からも、ヤナギ坂からも、天鳥川の出会いからも瑞牆山が望めたらしいが、今回登山道からは見えなかった。どうも森林が育ちすぎたようだ。
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 水が枯れた天鳥川を渡り、いよいよ瑞牆山へのアタックを開始する。ほとんど厳冬期の沢登りみたいだ。これは私の山行きの範疇ではない。ピッケルがあると役に立つかもしれないが持っていない。ストックは歯が立たない。で、コースに手がかり足がかりが少なければ、早々に敗退を選んでいただろう。幸い林間なので、無事下山できた。そういうわけで、この時期お気楽登山というわけにはいかないので、皆さん気をつけてください。あくまでも自己責任ですから。
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 昨日のトレースはあるが、今日は私がトップだ。慎重に足を進める。アイゼンが良く効いてくれるのでありがたい。いくつかの梯子、ロープを過ぎて大ヤスリ岩を見上げる位置にまできた。とにかく滑っても、すぐ掴まれる木や岩があるコースを慎重に選び、時間をかけて登った。単独行は、怪我をして歩けなくなったら即遭難だから、そういう事態は全体避けたかった。それにしても、すごいコメツガの林だ。大ヤスリ岩を巻いて最後の沢を詰める辺りには、石楠花(アズマシャクナゲだそうだ)の群落が見られた。花が咲くときれいだろうな、そうするとたくさんの登山者が来て混雑するだろうなと、勝手に想像を膨らませる。
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 黒森と瑞牆山頂上への道を分ける尾根上に出たときは、本当にほっとした。そこから頂上までは、ただの残雪で10分もかからず頂上を踏むことが出来た。梯子があると読んだが、それがなかった。? 昨日までの強風も止み、晴れ渡った空が広がっている。金峰山の五丈岩が間じかに見える。その右横には富士山、更に45ほど右へターンすると、真っ白い頂の南アルプス。中でも甲斐駒ヶ岳が圧倒的な存在感で威圧する。更に右にターンすると遠くに霞んで中央アルプス、さらに編笠山、権現山、赤岳の南八ヶ岳が迫ってくる。この位置からは、阿弥陀岳は赤岳の蔭で見えない。絶壁の際ににじり寄り下を覗くと、大ヤスリ岩が下に見える。遠くには瑞牆山荘と登ってきた道が見えた。
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 頂上で休憩してもよいぐらい寒くも無く風も穏やかだったが、やはり下りが心配だった。だから頂上には10分も居なかった。慎重に1歩1歩、足場、手掛かりを確認しながら下る。それでも足がもつれて、アイゼンの後ろ爪でズボンを引き裂く。ズボンでよかった。バンドだったら確実に前へ転倒していただろう。 途中、5組ほどのパーティに出会うが、その都度上の状況を教える。天鳥川で一息入れるが、休むことなくヤナギ坂を富士見平まで駆け上がる。アイゼンを脱いで、富士見平小屋の前を通り過ぎると、高校生の一団が休んでいた。新入生歓迎登山かな?
 そこから、リラックスして瑞牆山荘へ降り立った。道は、霜柱が融けてぬかるんでいた。山荘につくと、年配の一団が花見の宴の真っ最中だった。私は山荘を覗くこともせず駐車場へ直行した。服を着替え昼食とコーヒーを御馳走になる。帰りは、中央高速を使って、埼玉へ6時前に帰着することが出来た。金峰山よ、待っておれ。近々再見。

(完)

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