西上州 碧岩、大岩

【期日】'06.11.13(月)
【天候】快晴
【形態】二人パーティ
【コース】登山口830→850三段の滝→955南稜コル→1030碧岩頂上1040→1100三ツ又→1130大岩1210→1230二子岩分岐→1320三段の滝→1340登山口 総行動時間 5時間10分
【資料、地図】横田昭二 著「私が登った群馬300山」上毛新聞社、昭文社「山と高原地図」、国土地理院2万5千分の一地形図
【立ち寄り湯】 なし
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先に結論をいうと、沢あり、滝あり、尾根歩きあり、その上垂壁あり、と山歩きの全ての要素が5時間弱で楽しめる非常にお得で楽しい山行でした。その上、天気は快晴、言うことなしです。但し、危険な個所があるのでお奨めしません。私は、7mmの補助ロープを20m持参しました(使いませんでしたが)。


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赤が登り、緑が下りのGPS軌跡

南牧川沿いに車を走らせ、四ツ又山、鹿岳(かなだけ)を過ぎると、正面に非常に特異な尖峰が見えて来た。二人のテンションは、いやがうえにも盛り上がる。
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左が大岩、右の低いほうが碧岩のピーク

羽根沢(立岩の入り口)、勧能と谷あいの狭い県道を進むと、突然左側に橋が現れ、奥にトイレと駐車場が見える。あわててスピードを落とし橋を渡る。10台くらいは停められそうだが車はなし。早速準備して歩き始める。ゲートボール場の脇をすり抜け暗い居合沢(いあいざわ)に入る。沢沿いに15分も歩くと滝が見えてくる。7段の鉄梯子を登る。滝は落差60m、この時期にしては水量が多い。滝の左岸(左岸、右岸は上流から見て)を、流れを横に見ながら落口までよじ登る。登り口の土が落ち、一見登山道には見えないので右側の岩塊へ向かって登りたくなるが、踏み跡がない。私は、サイトで「滝を横を見ながら登る」との記述があったのを覚えていたので、滝の脇のくずれた土付き壁を少し登ってみた。やはりルートはこちらだった。上から容易にわかるルートも、下からだとわかりずらいものだ。


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三段の滝を左に見て登る

滝上から数分で居合沢に碧岩沢(みどりいわざわ)が流れ込む場所に到達する。ここには「左:碧岩、大岩 右:二子岩 手前:三段の滝、熊倉」の三叉路を示す道標がある。ここから大きな岩塊の右脇を登れば碧岩沢で、10分ほどで二股に達する。ここには「左:碧岩、大岩 右:三段の滝、熊倉」の道標があり、そのまままっすぐ進むと自然に左の尾根に取り付いた(と、記憶しているのだが、それは下山後ぐらついた)。急登すると、ミズナラ、コメツガ、カエデ、リヨウブ、ヒノキの明るい尾根に出た。左側に早くも碧岩南壁が迫っている。やがて左側を大きな岩塊でふさがれた碧岩と三ツ又をつなぐ尾根(南稜)のコルに出た。

ここから大きな岩の右を巻き、数分で碧岩の取り付きに着いた。最初の岩場を登り右へ回ると、右側が切れ落ちている短いが、足がかりの悪い垂直な壁となる。ダブルのロープが2本あるが、どちらも古く、1本は古いテープ スリングの表皮が剥がれ今にも切れそうだった。とても全体重を預けられるものではない。なので、テープ スリングの方を避け、別のロープを掴み体を引き上げる。登山靴ではひっかかりが悪くて、足の置き所に困る。下りは、持参したロープでビレー(確保)した方がよさそうだ。碧岩(みどりいわ)頂上は狭いが眺めは素晴らしい。特に噴煙上げる浅間山と手前の兜岩から行塚山(荒船山)、立岩(たついわ)、毛無山、鹿岳(かのだけ)、四ツ又山へ至る稜線がパノラマのように眼下に広がっている。鹿岳の後には、真っ白な日光白根山。目を転じると、これから向かう大岩と更に南の方には、ポコポコとその姿の通りの二子岩、それから一段高い位置にククリ岩が見える。

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南の方向

碧岩のほうは短時間で切り上げ、今日最大の難所、先ほどの壁の下りへ向かう。私は確保を考えていたが、相棒はビレーに自信が無いというので、持参した補助ロープを使わずに下りることにした。とにかく「慎重に」と声を掛け合う。3点確保が出来ないので、どうしてもロープにぶら下がる瞬間がある。何とか二人とも無事に下に着いた時は、本当に安堵した。ここから南稜と呼ばれる尾根を先ほどのコルまで戻り、更に登って三ツ又へ向かう。ここには「左:大岩、手前:碧岩、三段の滝 右:砥沢」の標識がある。左へ行くとコメツガの尾根の中小さなピークを越えて露岩の尾根に至る。両手両足を使って、がんがん登る。両側が切れ落ちている岩尾根だが、滑らないので登るのは容易だ。


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碧岩

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大岩への露岩の稜線

大岩手前の岩塊ピークからの眺めが良い。狭い露岩の上を歩いて一気に大岩の頂上に立つ。先ほどの碧岩からの眺めと変わらない。空は真っ青、雲ひとつ無い。しかも小春日和。一人ならここで昼寝だろうな。昼食にする。ここは、春のアカヤシオの時期も良いそうだ。来年は四ツ又山も良いが、ここを優先しよう。十分天上の休憩を楽しんだので、帰りのルートを相談した。結果、三ツ又を2子岩に向かって直進し、途中の尾根で右転回し北側の尾根を下り二股に下りることにした。三つ又を過ぎコメツガの巨木があるところまでは順調に通過したが、何故か北面を巻くと見えた道は、何の分岐も無いまま下へ下へと向かい、その内に転げ落ちるように山腹を下り始めた。この時点でミスルートに気がついたが、明確な登山道の様相を示していたので、狙ったルートと違うがこのまま下りることにした。

結局,のぼりで左折した標識のある三叉路に出てきたが、朝どうしてこの道に気がつかなかったのだろうか、更に朝、尾根に取り付いた地点はどこだったのだろう。うぅ~、わからない。しっかり見て歩いたはずなのに。帰宅してからGPSの記録を見たが、しっかり同じ道を途中まで歩いている。次回の課題にしよう。何か、納得いかないまま三段の滝を下り、20分も立たずにゲートボール脇をすり抜け車に戻った。地元のご婦人方がゲートボールを楽しんでいるが、車は我々の1台だけ。日曜日は、どこかの山岳会の例会予定に入っていたので、それを避けることが出来て、しかも天気が良くてよかった。大満足の西上州でした。


(完)

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