巻機山(まきはたやま)

【期日】'06.6.4(日)
【天候】晴
【形態】単独行
【コース】桜坂駐車場500→550五合目→630展望台→700七合目→740八合目→750九合目(前巻機山)→820御機屋(巻機山頂上の標識がある)→830(1967m本当のピーク)→850牛ヶ岳1000→御機屋→1300駐車場帰着 休憩込総行動時間8時間

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 谷川岳連峰の朝日岳ジャクションピークから巻機山のほうを眺めていたのは昨年の秋なのに、こんなに早く越後側から谷川岳が見られるなんて、とひとしきり感慨にふけった山行きだった。前日の内に清水の桜坂駐車場に車を入れ仮眠。舗装された大きな駐車場で、100台くらいは止められそうだ。駐車場の手前にトイレがあって、そのそばに蛇口があるので水はここで補給が出来る。聞くと沢水を引いているそうである。試しに飲んでみると美味しかった。

 巻機山は初めてである。ずいぶん有名なので相当前から名前を知っていたような気がする。ニセ巻機山(前巻機山のこと)のネーミングがおもしろい。頂上付近がなだらかなイメージが私の頭に植え付けられている。調べると、ヌクビ沢を登るのが大変変化があって面白いとの報告があるが、今年の残雪の量では8月まで当分無理なのではないかと思う。(山スキーの)偵察の意味もあるから、相当前から残雪期の井戸尾根を登ることに決めていた。

 朝4時半頃目がさめると、幕営していた連中が慌ててテントをしまい撤収していった。さては、駐車場代500円を払うのが嫌と見た。身支度していると、4人ほどのグループがやってきて、駐車場の奥にある登山口の方へ向かった。民宿に泊まったグループらしい。井戸尾根の登山口は、10mも行かない辺りの右側にあった。標識の井戸尾根という文字が消えかかっていたが、そこを曲がって30m程行くと立派な標識があった。そこを右に入ると登山道である。初めは岩がごろごろしている沢沿いの道で、その内尾根に取り付くと急登開始。すぐに3合目、4合目、そして5合目と標高を稼ぐ。5合目で一時展望が開けるが、また森の中へ。やがて乾いていた道がどろどろになり水が流れ出す。どうやら上部に残雪があるようだ。案の定、ブナやミズナラの森が一面の残雪であった。赤テープを頼りに上を目指す。ズボズボ埋まるほどではないし、かといってアイゼンが必要なほど堅くもなかった。いったん、標高1300m付近で尾根上に出ると明るい空間が広がっており、目の前に天狗岩、割引岳(わりめきだけ)とヌクビ沢の絶景が迫ってくる。いい眺めだ。





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天狗岩、ヌクビ沢、割引山

 ここからルートは右へ転回し再度登りとなって7合目を目指す。再度ブナ林の残雪歩きとなる。残雪の有る斜面を登りきるとそこが7合目(約1500m)で、そこから9合目のニセ巻機山(1861m)までは尾根の急登である。雪は無い。しかし、森林限界を過ぎているので、周りの景色を楽しめるのが救いだ。谷川岳、大源太山、万太郎山の立派な山容が印象的だ。後半は、木製の階段歩きとなる。


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7合目から谷川連峰

 登りきると9合目(前巻機山)に到達、いよいよ巻機山の本峰が見えてくる。いったん避難小屋のある左側方向に雪面をトラバース気味に下る。底の部分にある池塘を右回りに回り込むと、最後の登りにかかる。雪面と木製階段半々くらい。避難小屋は、雪の壁に囲まれてはいるが1階の扉から入れる状態になっている。途中、この辺りオオシラビソの林になっていることに気が付いた。



makihata04.jpg
左の稜線を登ると巻機山(右側)

 斜面を登りきって御機屋に到着。割引山と牛ヶ岳(うしがだけ)の分岐点で「巻機山」と書かれた標識があるが、本当のピーク(1967m)はもっと右(東)の方にあることは、国土地理院の地形図をみるとあきらかだ。昔はそちらに頂上の標識があったらしい。スキップしてそちらへ向かう。本当のピークと思われる地点には何もない。そこを更に進むと、朝日岳ジャンクション ピークへの分岐がある。いつかこの道を通って朝日岳まで縦走してみたいものだ。清水峠は、群馬側から押し寄せた雲に飲み込まれていた。巻機山から牛ヶ岳までは、谷川岳でもおなじみの明るい笹原だ。15分ほどで牛ヶ岳に着いた。東斜面に大きな雪渓が広がっている。ここまでスキーを担ぎ上げれば、十分スキーを楽しめる広さだ。その先には三つのピークの武尊山が見えた。左から中ノ岳、沖武尊、剣ヶ峰山である。更に北へ目を転じると霞みがかかっているが、昨日登った越後駒ヶ岳を含む越後三山が見える。東には平ヶ岳がひときわ立派な山容を見せ、遠くに燧ヶ岳と至仏山も見えた。ここから見る平ヶ岳が燧ヶ岳や他のどこで見るよりも一番形が良いような気がする。

 小1時間牛ヶ岳でゆっくりし、昼寝もした。首の周りと腕が日焼けで痛い位だ。本当は、Tシャツで良いのだが、日焼け防止に長袖を着て昼寝をした。割引山は夏ヌクビ沢を登る時の為に残しておくことにした。未練なく巻機山から下山にかかる。避難小屋を覗くが、りっぱな小屋だ。裏にトイレもある。水場は雪の下かな?確認できなかった。帰りは、膝を気遣ってゆっくり降りた。残雪のブナ林は、あちこちに踏み跡があるので頼りすぎると道に迷うことになる、気をつけよう。赤テープが適当な間隔であるので、それを目印にゆっくり下る。今回、持参したアイゼンは出番なし、スキー客もボーダーも皆無でしたが、5月の連休前であれば避難小屋に泊まってスキーを思う存分楽しめそうな山だと認識しました。次回は、雪渓の消えた頃ヌクビ沢から割引山を目指したい。




(完)

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