奥秩父・金峰山 2,595m

【期日】 '06.10.8(日)
【天候】 曇り後晴れ
【形態】 単独行
【コース】 瑞牆山荘前登山口545-620富士見小屋-705大日小屋-730大日岩-930頂上1020-1150大日岩-1315富士見小屋-1400駐車場帰着、 車の総走行距離は、410kmでした。
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激しく発達した低気圧は北海道へ向かっていたが、中心から繰り出される強い風は日本海から北日本へ吹き付けている。北アルプスでは遭難が報告されているが、8日(日)には山梨側は天候が回復すると見た。
長野と山梨の境にある金峰山(山梨側は「きんぷさん」、長野側は「きんぽうさん」と呼ぶらしい)はどうだろう。風は残るかもしれない。寒さ対策として耳あてを持参したが、これは大正解であった。深夜零時半に家を出て、定番のR17、R254を走り佐久で左折してR141を南進、川上村から信州峠を越えた。深夜の信州、ライトをこうこうと照らして高原野菜の朝摘みをしているのは、異次元世界へ迷い込んだ雰囲気。4:30に瑞牆山荘前の無料駐車場に入る。100台は止められそうな大きな駐車場はほぼ満車で、人気の山だなと改めて認識する(下山したときには、あふれた車が道路の両側を埋めておりました)。隙間を見つけて駐車し仮眠。

朝600、朝食を取らずに出発する。金峰山は、今春登ろうとしたが天気が悪くて瑞牆山だけであきらめた経緯があるので、あまり違和感が無い。駐車場の辺りは天気はよいが風が強い。春のときはカラマツが芽吹いているだけで寂しい山だったが、今はミズナラ、カラマツ、白樺と、まわりの景色が見えないくらい緑が一杯だ。
その中を快調に飛ばす。カラマツ林を透かして瑞牆山が望める稜線で右へ転回し、尾根を詰めて富士見小屋を通過。飯森山(2116m)の南面を巻く様にコメツガとシラビソ林の中を歩き大日小屋へ向かう。時々、昨日の雨が登山道を流れている個所を歩くが、スパッツの出番は無かった。比較的傾斜がゆるく歩きやすい。突然大日小屋が右下に見える空間に出る。ちょうど、幕営していた学生のパーティが瑞牆山へ向けて出発するところだった。大日小屋(素泊まりのみ)の中を見ようとしたが、「見学お断り」の張り紙があったので止め水場を見てコースへ戻った。水場は露出した沢水で上では登山路が横切っているので衛生上問題ないのだろうか?


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大日小屋

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大日岩(帰りに撮影)


ここから、大日岩がある小川山から金峰山へ至る稜線(2200m)に立つまでが結構長く、今までより急坂なので体力を消耗する。大日岩に近づくにつれて風の音が強まってくる。稜線に上がると本来なら展望が効き金峰山へ至る岩稜と五丈岩が見えるはずだが、今日は風が強く、その上寒さも厳しいので何も見えない。帽子をザックに仕舞い、耳あてを取り出す。


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天気が良ければこのような眺望が得られる。頂上(左)迄の登山コースとなる稜線(右から左へ)と五丈岩がはっきり見える。左側頂上直下の白い岩のところに金峰山小屋がある。(下山時撮影)


頂上迄は、大きな花崗岩の間を通り抜けたり、よじ登ったりと結構楽しい稜線歩き。距離的には長いが、飽きさせないコースだ。午後から天候が回復するはずなのに、多くの人が下山してくる。もったいない、それとも先を急ぐ理由があるのか。ここは結構、金峰山と瑞牆山を梯子する人が多いし、大弛峠から縦走する人はバスの便が気がかりだろう。突風に飛ばされないよう気を付け先を急ぐ。


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2300m付近から五丈岩と頂上(下山時撮影)

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五丈岩近接


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きれいな紅葉(金峰山南面、下山時)




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登ってきた稜線と瑞牆山(右)、背景は八ヶ岳(下山時撮影)


私が頂上に到着した時が、もっとも天候が悪かったようだ。全面雲の中でしかも強風が吹いて寒かった。風除けになる岩の間に入って昼食を取る。四方八方から登山者が来るので、どんどん登山者が増えてくる。ここは、西の瑞牆山荘、東の大弛峠、北の廻目平、南の御室小屋方面から来る登山者が交差する山の十字路なのだ。
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頂上付近の様子。団体さんが写真撮りで占有し、なかなか空けようとしない。困ったものだ。中高年の人達、若い人たちがあきれて見ていますよ。


寒さを我慢して粘った甲斐があって、徐々に雲が薄くなり上がってくるのがよくわかった。圧倒されるような目の前の五丈岩、南面の紅葉と富士山、北面の瑞牆山と八ヶ岳、これらを写真に納めようと、多くの人たちがカメラを片手に天候回復を待っている。おかげさまで、下山しながらよい写真を思い出に撮る事ができた。まぁ、当分来ることは無いような気がするので。

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巨大なモニュメント五丈岩、白いのは樹氷




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満ち足りた気持ちで自宅へ帰る途中、信州の海の口付近から金峰山(左)と瑞牆山(右)を眺める。異形の瑞牆山と金峰山の五丈岩がはっきり見える。


今春の瑞牆山レポートはこちら。それにしても、春のときも天候急変で白馬で遭難がありました。因縁を感じます。(合掌)


(完)

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