丸川峠から大菩薩峠(だいぼさつとうげ)

【期日】'06.3.25(土)
【天候】晴
【コース】 
 (24日)自宅900=車=030裂石登山口駐車場(25日)635→840丸川荘→1025大菩薩嶺→1055避難小屋→1105介山荘1200→1235石丸峠→1355上日川峠(ロッジ長兵衛)→1510駐車場(合計8時間35分、休憩込)
【形態】 単独行
【立ち寄り湯】丹波山温泉「のめこい湯」600円

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 行き、青梅街道は、丹波村に入った辺りから予定外の雪。柳沢峠はまだ先だというのに降りが激しくなり、二度ほど退却を考えた。しかし、対向車がないし、ABSが効いてくれたのでソロソロと車を進めて雪の無い大菩薩ラインまで降りてきた時は、心から安堵した。裂石(さけいし)で大菩薩の看板を見て左折、上日川峠(かみにっかわとうげ)へ至る林道は4月まで閉鎖されているので、ゲートの手前左にある駐車場に車を止める。ぐっすり眠って5時半に目がさめる。まだ雲が多い。20台はOKという駐車場に2台だけ。登山道を確認する。上日川峠へはゲートをくぐって直進。丸川峠へは駐車場の奥にある2つの道の左側(標識がある)を行けば良さそうだ(丸川峠は初めて)。朝食を食べてから歩き出す。

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林道のゲートと駐車場

 沢沿いの道をしばらく行ってから右の尾根に取り付く。積雪は5cmくらいで、凍っているところは無いので気持ちよく歩ける。しかも先行者は無く、あるのは一匹の動物の足跡だけ。前半は、ひずめがある小動物で今朝のものとわかったが、それと入れ替わりに奇妙な足跡が前を行く。足跡は夜中のもので、杖をついたような、まっすぐなトレースで何の足跡か私には全く想像ができなかった。

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何の足跡やら。人間なら私が一番乗り

 この尾根はブナ、アカマツ、ダケカンバ、ミズナラ、コメツガ、モミの大木が生い茂る豊かな森だった。なかでも常緑針葉樹のコメツガが優勢だったような気がする。8時40分丸川荘(約1,690m)に到着。積雪15cmくらい。回りを黒い大木に取り囲まれポッコリと開いた気持ちの良い空間である。夏はお花畑になりそう。前回の山行につづいて本日も山小屋の管理人に先行する。ゆっくりしていると、荷揚げ中の小屋番が追いつく。

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丸川荘

 小屋の(写真で)右側を直登すると、左からのコースと合流する。下ってくるときは、そこを下ると小屋へショートカットできる。大菩薩嶺への道は常に北面の為積雪10~15cmくらい。バージン スノーだが、時々動物が横切っている。熊ではないが猿の類か?コースの大半は巻道だが、後半ピーク直下はところどころ凍っているため登りは良いが、下りはアイゼン付けないと滑って痛い目にあうかも。但し、滑っても滑落するような危険な個所はない。コメツガが主体の常緑針葉樹の高木(どの木も背が高くて葉が見えないから樹皮から判断)で森全体が暗い。しばらくは尾根伝いの巻き道だが、最後大菩薩嶺の北面を大きく回りこんでからは戻るようにつづら折れが続いてピーク(2,056m)を踏むことになる。大木に囲まれて展望はない。標識がないと、そのまま通過してしまいそうなところである。

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左:丸川荘~大菩薩嶺の道、右:大菩薩嶺

 このピークを過ぎると様子は一変する。すぐ暗い森を抜けて、視界が開けると雷岩にいたる。避難小屋、上日川ダム、小金沢山から牛奥ノ雁ヶ腹摺山へ至る稜線、それから塩山の町が見える。雲に遮られて富士山は見えないが、暖かくて気持ちの良い高原歩きが続く。先ほどまでとは雲泥の差だ。鼻歌交じりで避難小屋を通過、あっという間に峠(約1,890m)の介山荘に到着した。6人ほどの登山者がくつろいでいた。早速挨拶を交わすと、この時期来る人達だから真の山好きばかり。山の話に花が咲く。ひところ情報交換が終わったところで、大半は、大菩薩嶺へ向かって出発していった。一人残された私は、テーブルを独占して昼食の準備。本当に気持ちがよい。介山荘ではお土産も売っている。水は、1リッター¥150だった。

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雷岩からの眺望(避難小屋、小金沢山、上日川ダム)

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介山荘

 食事後石丸峠へ向かう。介山荘の裏ピーク(約1,980m)へ取り付いてびっくりした。コースがほとんど凍結している。コース取りするのも面倒になったので、急遽アイゼンを取り出す。大菩薩嶺への登りではなんとか我慢できたが、ここは急坂で安全第一とした。5人ほどのパーティーが下りてきたが、上まで凍っているそうだ。店員のアドバイスに従い10本爪(前爪付き)アイゼンを購入したが、急斜面でも直登できるので楽だ。少しかさばるのが、難点か。石丸峠が一望できるピークにたどり着くと様子はまたもや一変した。尾根は防火のため広く切り開かれており、明るい陽光に輝やいている。しかし、今度は雪解け水が登山道を流れ、コースはグチャグチャ。予想されていたことだが、スパッツが泥だらけになる。そんな状態で上日川峠へ向かう。ようやく疲れてきたので回りの景色にも、樹にも興味が薄れひたすらもくもくと下る。上日川ダムへの分岐で休憩。
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 上日川峠のロッジ長兵衛に着いたときには、すっかりモダンになった小屋と回りの駐車場、標識の類には驚いた。逆にこれなら、アウトドアの苦手なカミさんも連れてこられると思ったりした。途中ウラジロモミの大木があった。そうすると、丸川峠の道でモミとおもった樹は、ウラジロモミか?葉を見ないと判別できないが、皆高木で確認の仕様がないのが現実。上日川峠の広場は、日がさんさんと降り注ぎ、疲れていたら眠ってしまったかもしれない。この広場が夏になると、ハイカーや観光客で埋め尽くされることは想像に難くないので、当分来ることはないだろうなと、また感慨にふけってしまう。

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ロッジ長兵衛

 一休みして、裂石駐車場へ向かう。林道との分岐でどちらへ行くか迷った。林道は舗装だが相当の回り道、登山道はヌカっていそう。結局登山道を選択したが、意外とヌカっていなかった。後日車道を下った人のレポートをWebで読んだが、舗装路のため足への負担は相当なもので、結論は登山道を行くべしだった。快調にブナとコメツガ、モミが混在する明るい尾根を下って、ゲートをくぐり駐車場に到着したのは、午後3時。今回は、雪道が多かったせいか膝への負担が少なくありがたかった。
 帰りは、青梅街道を選択したが、道路上の雪はすっかり解けてなく昨夜の面影はまるでなし。気持ちに余裕が出来たので、丹波村の立ち寄り湯「のめこい湯」に寄ることにした。駐車して、川岸を下り吊橋を渡ると「のめこい湯」がある。奥多摩の「もえぎの湯」より広くゆったりしているのでくつろげる。アルカリ質で、室内湯がぬるめ、露天は42度と熱め。いい心配りだ、これで3時間600円は安い。




(完)

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