雪崩リスクマネジメント(1)

なかなか山スキーへ出かけるモチベーション(motivation)が上がらない。
昨年までなら、この時期ウズウズしていたのに!

まぁ、この際勉強でもしておくかと『雪崩リスク・マネジメント』(山と渓谷社)を借りてくる。
原題「Staying alive in Avalanch Terrain」(雪崩地形で生き残る)

以下、摘録である。

犠牲者の上位は、スノーモビラー、スキーヤー、スノーボーダー、クライマーである。

雪崩を誘発(トリガー)しているのは、ほとんどが自分自身か仲間の行動である。つまり自然発生的な雪崩で遭難は少ない。

雪に埋もれるとどうなるか?
埋没後15分以内に掘り出された場合の生存率は92%だが、その後急激に生存率は下がる(欧米の報告)。最近のデータでは、遭難者の半分は25分以内に死亡するという。意外なのは犠牲者は酸素不足で死ぬのではなく、自ら吐いた二酸化炭素の再吸引(二酸化炭素中毒)で死ぬのだそうだ。さらに、口の周りにアイス・マスクなるものが形成され、それを助長する。

死亡原因は窒息や凍死だけではない。雪崩死者の1/4以上は、樹木や岩に衝突したことで死んでいる。

この世界では「セルフ・レスキュー」の重要性が叫ばれる。アバランチ・ギヤ(ビーコン、スコップ、プローブ)の携帯やセルフ・レスキュー訓練の実施だ。だが、結局のところ、セルフ・レスキューがうまく機能したとしても、生還できる確率は非常に低い。

だから、雪山には行かない・・・ハハハ、これ極論(^_^;

重要なのは、敵である雪崩(種類、原因、起きやすい地形、気象条件)を知り、敵(雪崩)を回避する行動を取ること。
雪崩の種類は多いが、気をつけるべきは「面発生雪崩」と「雪庇(せっぴ)崩壊による雪崩」か。
面発生雪崩とは、弱層上に形成されたスラブ(板状の雪の塊)が破断、滑り落ちる現象。新雪が多いときや、気温が上昇したときに発生しやすい。
弱層とは上層のスラブより相対的に弱いか、結合力の低い雪の層。
弱層になる危険な雪質は、①こしもざらめ雪と②表面霜。

雪崩回避には、地形/状態を良く観察する、雪面安定性テスト(アクティブ・テストやスノーピット・テスト)を行う、単独では行かない、雪崩地形は一人づつ渡る、パートナーの上を横切らない、リリース機能付きビンディングにする、等々。

以上、摘録。

振り返って、私はどうだろう?  単独行が多い。アバランチ・ギヤは持っているが、セルフ・レスキュー訓練は皆無。地形/状況観察が主体でテストは、ストック・テスト、ハンドシェアー・テスト、クロスカットぐらいで、スノーピット・テストはしていない。雪崩地形は、最大の注意を払ってすばやく渡っている。スキーひもは使わない。そして私の究極の対応は、「雪崩が起きそうな所、時期、気象の時は山スキーに行かない」・・・かな!?(^_^;
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