奥秩父の盟主北奥千丈岳と金峰山を登る

 新潟の天気が悪いので、久しぶりに地元奥秩父の山に登った。それも、大弛峠(おおだるみとうげ)からどの山も片道1時間半の超お気軽登山。自分の車で通過できる峠としては、標高2,360mは日本一高いのでは・・・

 前夜延々と林道を走ってやっと峠に着いたが、あちこちでカモシカと遭遇、ぶつからないようにするのが大変だった。峠の駐車場は、9割方埋まっていた。

 まず金峰山(2,599m)へ登り、一度大弛峠に戻る。次に反対側の国師ヶ岳(2,592m)と北奥千丈岳(奥秩父の盟主、2,601mと最高峰)に登った。

 予想に反して天気はあまり良くなく小雪が舞い寒かった。今回も五丈岩は下から眺めるだけにした。何人かが挑戦したが、いずれも途中であきらめていた。
↓五丈岩(金峰山)と挑戦する人たち
五丈岩


 川上牧丘林道の長野県側は、平日工事で通行止めとのこと。山梨側も塩平ゲートは年内閉鎖、私はクリスタルラインの杣口(そまぐち)塩山線で登った。行かれる方は通行規制情報を確認願う。

 レポートは,本家サイトへ掲載しました。
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THEME:アウトドア | GENRE:趣味・実用 |

荒沢岳、兎岳、中ノ岳、越後駒ケ岳周

場 所 魚沼市銀山平起点
日 時 2008年10月12日(日)~13日(月)
コース 1日目:
荒沢岳登山口5:15→7:30前ぐら→9:00荒沢岳→9:40灰吹山→10:55灰ノ又山→11:35源蔵山→11:50水場(陽の水)→12:10巻倉山→13:40兎岳→16:40中ノ岳→16:55避難小屋(泊)
2日目:
中ノ岳避難小屋5:20→9:00越後駒ヶ岳→9:20駒ノ小屋大休止10:00→11:35小倉山分岐→12:15道行山→14:00柳沢出合→(林道経由)→14:45石抱橋→15:00荒沢岳登山口
メンバー 単独
天 気 2日間共晴れ
地図 名称等 昭文社 山と高原地図No.15 越後三山編準拠


【10月21日一部加筆】


越後駒ケ岳や中ノ岳から見る荒沢岳の荒々しさは、いつか登ってみたいと思わせる魅力を備えている。それに無雪期の越後駒ケ岳を私は知らない。そこで銀山平から荒沢岳に登り、そのまま稜線を歩いて兎岳、中ノ岳、駒ケ岳と歩いて銀山平へ下るという欲張りな計画を立てた。(このエリア、越後裏三山、または裏越後三山と呼ばれている。)

計画を立てたのは春だが、天気と日程がなかなか折り合わず、遂に晩秋の今となってしまった。おかげで最高の紅葉をいただいた。しかし想定外だったのは、三連休で中ノ岳の避難小屋が超満員だったこと。幸い詰めていただき一人分の寝床を確保できたが、そんなことにも考えが及ばないとは不覚であった。

懸念の荒沢岳~兎岳は、刈払いされ起伏も少なくハイキング・コースのように快適だった。兎岳の途中で刈払い隊の方とすれ違ったが、感謝申し上げておいた。





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ルート図



【1日目】


塩沢石打SAで前泊、それから銀山平の登山口の駐車場へ
移動したが、幸い1台分の空きがあってセーフ。
暗いうちにヘッデンで出発しようとしたが、少し眠り込んでしまう。

AM5時15分、薄暗い中10人ほどの後について出発。
前山を過ぎる頃には、すっかり明るくなる。


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なにか前方に怪しい雰囲気が!

噂の前グラが近づいてきたようだ。
五人ほどの富山のグループを追い抜く。






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有名な看板現れる。

心して前進あるのみ。ストックをザックにくくりつける。
樹にひっかからないよう気をつける。





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早速ハシゴの洗礼

梯子を上り、無いところは手でよじ登る。






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核心部の前グラが出現

最大の難関です。左すその岩場をトラバースし、
それから眼前の壁を鎖を頼りに直登するようです。






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岩場の長大鎖場に挑戦している二人見えます?

ほぉ~、あそこを登るのか!むらむらとやる気がおきる。





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上から見たらこんな感じ

一番の鎖場を通過したので余裕。
上がってくる後続部隊を写真に撮る。

紅葉がきれいだ・・・





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前グラのピーク






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登ってきた尾根(前グラと前山)を振り返る






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標高1,600m付近から荒沢岳ピーク方向(右)を見る

頂上付近は、白くなっている。






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花降岳からの稜線を乗り越すと紅葉がきれい。(頂上方向)

頂上は、もうすぐだ。


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荒沢岳頂上、背景は中ノ岳(左)と駒ケ岳(右)

8時50分、単独の男性に抜かれて二番目で到着。
登山開始から約3時間半で頂上に立つ。自分としてはいいペースだ。






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荒沢岳から兎岳、中ノ岳、越後駒と周回予定の峰全貌(クリックで拡大)


しげしげと、これから向かう稜線のルートを目でなぞる。
灰吹山、灰ノ又山はすぐわかった。その先は、ピークが重なって判別できないが、
当面の目標地点である兎岳は、わかった。なだらかな稜線で、
これなら中ノ岳避難小屋まで行けそうと確信する。




このあと、頂上に居た4人パーティの内三人(女性一人と男性二人)が
同じルートで中ノ岳、越後駒と周り、道行山から銀山平へ下る予定だと知る。
(後でこの四人は、新潟楽山会の方と知る。)
一人だけ仕事の都合で灰ノ又山から引き返すという。

「渡りに船」とは、正にこのこと。しかも、道行山から銀山平へ降りる予定も同じ。

急に気楽になった。







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灰吹山と灰ノ又山の中間から荒沢岳を振り返る

主体は潅木で、コメツガもあるが高い樹が無い。草原があって池塘が点在する。
だから、眺望が効いて楽しい。

なんと言っても荒沢岳の裏側の紅葉が素晴らしい。

水場があるのはわかっているが、いざとなったら池塘の水も沸かして飲めそうだ。
実際、そうしたというレポートもあった。灰ノ又山の手前には、
露営に適した平地もあった。





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灰ノ又山を望む

灰ノ又山を登り始めると、今日始めて兎岳からのパーティ二人とすれ違う。
灰ノ又山から引き返すという先ほどの男性も降りてきた。





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灰ノ又山頂上

なだらかな丘のようなピークで、景色がよいので少し休憩する。
平ヶ岳が大きい、燧ヶ岳も左側にくっきり見える。

ビデオカメラを手にした単独男性が上がってきた。
これで今日このルートを歩いているのは、一人+一人+三人となった。




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灰ノ又山から荒沢岳








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灰ノ又山から燧ヶ岳(左奥)と平ケ岳(中央)








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これから向かう手前の源蔵山(左)と奥の兎岳、中ノ岳(右)を見る。








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源蔵山へ向う男性、気持ちの良い草原を歩いている。

気分はるんるん。同行者もいるし・・・






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源蔵山






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巻倉山と兎岳(目前の平地がテン場適地、水場あり)

水場があるポイントに近づく。ブル-シートと見えたのは、
刈払い隊のベース・キャンプ(テント二張り)であった。








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陽の水と名づけられた水場(コースより1分程下る)

「陽の水」と名づけられた水場は、進行方向左(南)でコースから1分もかからない
沢にあった。ここが涸れたら、更に60mほど下る必要があるらしい。それらしき案内板もあった。
逆に右側(北)へ向かう道もあった。これは確認しなかったが、テント場+トイレだと推察する。





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巻倉山頂上、背後は中ノ岳

巻倉山の標識は、ピークではなくコース上に設置されている。
登山者にやさしいコース作りだ。この辺は本当に歩きやすい。





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兎岳はもうすぐ








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荒沢岳と歩いてきた稜線を振り返る

草紅葉の中を歩くと、疲れも忘れる。風も心地よい。
なにもかもハッピーだ。(と、何も知らずこの時までは浮かれていた。)





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平ケ岳へ至る利根川源流の山々。

大水上山から平ヶ岳の至る利根川源流の山々を連ねる峰を、
いつか来るかもしれないと写真に撮り、目にも焼き付ける。





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兎岳

丹後山~中ノ岳縦走路との分岐を少し丹後山方向へ戻ると兎岳の頂上があった。






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険しい中ノ岳への稜線

兎岳からの下りは、一転刈払いがなく悪路と化した。道はぬかるみ、
滑る。そのうえ見えない段差や石に足をとられる。
急に左足に違和感を感じた。下りで使う筋(靭帯)を痛めたようだ。
着地と、足を蹴り上げる時に痛みを感じる。

今までのるんるん気分は一変に吹き飛んでしまった。
しかも、足を滑らすと危険そうな地帯が続く。
今日の目的地、中ノ岳はまだまだ遠いのに。気分が急に滅入る。





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小兎岳を振り返る


小兎岳の下りは笹が濃い。道筋を失うことは無いが、かき分けかき分け、
足が痛いのに難儀なことだ。

中ノ岳への最後の登りでは、三人パーティに先行された。

この登りはきつかった。とりあえず、「池ノ段(9合目)」を
目指すが、これが本当に遠かった。

頂上に着いた時は何の感慨も無かった。
昨年来ているので、頂上は素通りした。

稜線に立つ避難小屋を見て、嫌な予感がした。テント一張り、ツエルト二張りが見えた。
ということは、小屋は相当混んでいる。考えたら紅葉時期の三連休じゃないか。
それでもなんとかなると踏んで居たが、小屋へ入って唖然!!

一見、1階も2階もスペースがない。ツェルト持参していたが、なんとか
無理言って詰めていただき、一人分のスペースを確保した。
食事中の方もいたが、文句もいわず詰めてくれた皆さんに感謝。

考えたら、ここは越後駒、八海山、十字峡、丹後山、荒沢岳の四方からくる
人達の十字路なので、混んであたりまえ。自分の不覚を嘆く。

この日は、やはりガイドツァーも入っていた。食事をとる気も失せ、
持参の焼酎を飲んで早めに寝てしまう。Zzzz~





【2日目】



5時20分、小屋を出発する。
回りがガサガサしてきたら、混んでいるので
一人寝ているわけにも行かない。インスタント・ラーメンの
朝食を摂る。水は、駒ノ小屋まで大事にとっておかねば。

足の痛みは取れていなかった。中ノ岳からの下りは、最悪だった。
泣くような思いで下り、檜廊下も慎重に通過する。

これでは、銀山平どころか駒ヶ岳まで行けるだろうかと、本当に心配になった。
それほど痛かったのだ。幸い、登りはなんとかなった。

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越後駒ケ岳への登り。上が1933mピーク






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やっと駒ケ岳が指呼の間に

ここから頂上まで大きな起伏ないので一安心。

一応頂上へは行ったが、昨年も来ているので短時間で辞する。
荒沢岳や昨日歩いたルートを写真へ納めたかったが、
かすんでいてあきらめる。

さすが人気コース、登山者が続々登ってくる。





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駒の小屋で大休止

小屋は来週閉めるそうだ。

1分ほど下って、水を汲みに行く。

残っていたレトルトご飯とウィンナーを戴く。
昨夜は夕食抜きだった。朝飯はインスタント・ラーメン
だけだった。駒の小屋で、やっとまともな食事となった。
特に、ボイルしたウィンナーは最高だった。

残り物を全部出して、味噌汁もコーヒーもみんな平らげた。








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駒の小屋直下の急壁も雪がないとこんな感じなんだ!?

無雪期に来るのは初めて。

残雪期に来ると幅広く感じる尾根も、今日はすごく狭く感じる。
ということは、我々は雪庇の上を滑っていたのかな?

それに残雪期に比べアップダウンが多い。私の足は夏場の下りには
絶えられない仕様のようだ。やっぱり、スキーは楽だ。
改めてスキーの威力を認識した。

小屋から百草池を通過し小倉山への下りは、本当に辛かった。
一歩一歩、うめきながらの下山となった。

道行山には、「道行山経由銀山平」の標識があった。
枝折峠への登山道と別れ道行山頂上への道を辿る。


枝折峠へ向かう人も、何人かは
道行山の名前に惹かれて頂上まで寄り道していった。


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越後駒ケ岳

三人パーティについて一緒におり始めたが、
あまりのハイペースに、私の足はたちまち悲鳴をあげ引き離された。

トレースはしっかりしているし、GPSもある、高度差もたいしたこと無い。
それに地形は、山スキーで来ていてわかっているので、心配は無かった。

一人、足を引きずるように下り、沢沿いを歩いて林道に出た。

このルートは柳沢に降り立つまでしっかり道があり問題ない。
ただ1ヶ所だけ、山スキーの登りで苦労する標高1,100~1,200m間の
狭い急な尾根部分に、沢に引き込まれそうなところがある。
しかし、よく回りを見ると尾根を乗り越すようにトレースがあるのに気が付くはずだ。

柳沢の支沢に下ってからの方が、トレースが薄くなり要注意だ。
迷ったら、コンパスで林道方向を確認したほうが良いかもしれない。
要所にリボンがあったので、注意すればロス無く林道に出られるはずだ。
私も2回ほど立ち止まったが、注意深くルート探索してミスなく林道に出た。

広い林道を軽快に歩いていくと、やがて右手に銀山平が見えてくる。
更に歩くと、ゲートを越えて国道352号線と合流する。
まもなく石抱橋を渡り、15時ちょっと前、荒沢登山口の駐車場に着いた。
すでに三人パーティの姿はなかった。1時間ぐらい差がついただろうか。

帰り支度をしながら、大仕事を成し遂げた満足感に浸った。


帰りは、枝折峠の登山口が見たくて寄り道をしてみた。
トイレもある立派な駐車場にびっくりした。ここに車を停めて自転車で
荒沢岳登山口へ向へば、もっと機動的な登山ができそうだ。(完)


【追記】

私のレポートにでてくる御三方のレポートが、『甘納豆の山歩記』で見られます。

美しく迫力の写真は、一見の価値あり。


シュラフを買いました。

mont・bel(モンベル)のU.L.スーパーストレッチ ダウンハガー#2を買ちゃった。

今は夏用しかもっていないので、一つ上の性能を狙いました。気持ちとして、テント泊で涸沢の紅葉見物でしょうか。しかし、諸般の事情で実際には行けないかも・・・

シュラフ

ダウンは800FPの高品質で軽量狙いです。最初、#1を考えましたが実物を見ると予想より大きいので(他社製品に較べると小さいけど)、#2にしました。雪山をやらない私には十分かな。

メーカー スペックは、総重量824g、快適睡眠温度域-4℃~、使用可能限界温度-15℃。使用感は、後日レポートします。

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プロフィール

アベル父さん

Author:アベル父さん
団塊世代、男

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