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立山 山スキー

場 所 北アルプス、自宅から扇沢まで往復503 km
日 時 2008年6月1日(日)~2日(月)
コース 1日目:扇沢→黒部湖→室堂→雷鳥沢→剣御前小屋→雷鳥沢→ロッジ立山連峰(泊)
2日目:ロッジ立山連峰→一の越→雄山→山崎カール→一の越→東一の越→タンボ平→黒部平→黒部湖→扇沢
メンバー 単独
天 気 晴
装備 サロモン Verse7 160 cm, フリッチ・ディアミール FR, ガルモントG-Lite

1日目:
6月1日 本日は慎太郎祭だそうだ。そういうわけで、大半のスキー客は、針の木岳方面へ向かって行ってしまった。昨年の同時期に来た時は、針の木岳へ向かう山スキー客は、EVA父さんと私ぐらいしかいなくて淋しい思いをした(おかげでEVA父さんとお知り合いになれましたが)。今日は丸で逆だ。始発(7:30)トロリーバスの山スキー客は私だけ。



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黒部平からスバリ岳(左)と針の木岳(右)。拡大写真なし。


室堂へ向かう途中の私の関心事は、専ら『御前谷を滑り降りたらどうなるのか』だった。御前谷を滑って黒部平へ向かうルートは2つあるらしい。1つ目は、早めにトラバースして大観峰横の標高2500m付近のナイフリッジ上に出てくるルート、2つ目は、2250mまで下って水平にトラバースし、4つ目の尾根を50m登り返して鉄塔のある尾根に出てくるルート、だそうだ。

見た限りどちらも難があった。1つ目は、急斜面のルンゼ上地形を滑らなくてはならぬこと、かなり現在は痩せていて狭そうだ。滑落したら、岩稜との激突は免れない。2つ目のルートの鉄塔下が完全に藪で、遠回りをしないとタンボ平に降りられない。

いずれにしても、今回は一人なので御前谷は無いな・・・


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御前谷からトラバースしてくると出てくるであろうナイフリッジとそれに続く急斜面



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鉄塔のある尾根は薮で下りられない。背景は五竜岳と鹿島槍ケ岳


9:34 室堂に到着。韓国語が飛び交う展望台から外に出る。お約束の大雪原と雄大な山並みが迎えてくれる。早速、アウターを仕舞い、GPSをセットし、靴のバックルを閉めていると、「○○さん」と懐かしい声がかかる。新潟のEVA父さんとしゃちょさんだ。来ることは知っていたが、富山側から先に着いてもう居ないだろうと思っていたので、なんだか嬉しくなる。

お2人は、真砂岳へ偵察に行くそうだ。EVA父さんのバックパックの大きさがやけに気になった。山小屋泊まりだから、テントは無いはずだし、全部食料かな!?


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雷鳥平から立山連峰


お2人と別れた後、沢伝いに反時計回りに雷鳥平へ向かう。キャンプ場にテントは一張り。Tバー脇の斜面では、盛んにモーグルの練習をしている。いわゆるこぶは、一番苦手だった。足のバネが無いのか、いつかは飛ばされた。
雷鳥沢を登る前に、今日のお宿、ロッジ立山連峰へ向かう。単独行ということで、暗に「剣沢や御前谷のような立山の裏へ行くのは止めた方が良い」と言われる。「裏へは行かない」と答えて、雷鳥沢へ向かう。



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雷鳥沢、上に剣御前小屋


中腹から雄山、浄土山方面を眺める。真砂岳を登る二人組みが見える。時間からしてEVA父さんとしゃちょさんかな?手を振ってみる。当然だが、遠くて反応なし。



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雷鳥沢中腹から雄山、一の越方面を見る。




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雷鳥沢中腹より雷鳥平、みくりが池、地獄谷、室堂方面




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奥大日岳を背景に雷鳥沢を滑る人


最後の急登をスキーを手に持って四つん這いで登る。何とか、夏道に上がり剣御前小屋へ到着。



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剣御前小屋


剣沢へ滑り込むという考えもあったが、覗き込むだけで行った気になる。


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剱岳


雷鳥沢は、やわらかめのザラメで滑りやすい。自分にしては、えらく丁寧にシュプールを刻み、滑り降りる。


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雷鳥沢を滑り降りてから上を振り返る


時間は十分あったが、あくせくするのは止めた。ただ、宿へ戻って時間を持て余すのだけが恐怖だった。1回目の風呂、目の前に奥大日岳と雷鳥沢の景色が素晴らしい。雷鳥が食用蛙のような鳴き声で飛んでいる。雷鳥が飛ぶのは、縄張り争いするこの時期だけらしい。風呂から上がると今度は本を読む。まだまだ外は明るい。本に疲れたから2回目のお風呂。そして夕方6時に待望の夕食。十分な量と質。客は私一人で恐縮してしまった。食後、窓から夕焼けを眺め、体が冷えたので3回目のお風呂。お湯も良いが、風呂からの眺めは最高で飽きない。風呂から上がって、また本を読んでいると、眠くなり寝てしまった。


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今日の宿、ロッジ立山連峰。客は私一人で貸しきり状態。


2日目
6月2日(月)7:00 雷鳥平の野営管理所脇を通りブル道沿いに一の越へ向かう。標高2600 m辺りで室堂方面から来る一団と合流。山スキーMLでそれが山ボケ猫様ご一行だと後で知った。言葉は交わさなかったが、浄土山から御山谷へ滑り込みそのまま東一の越へ移動したらしい。私はスキーを担ぎ、ツボ足で雄山へ向かう。


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雄山頂上、神社社務所


8:30 雄山に到着。単独の男性と女性に抜かれて3番手。御前谷を興味深く観察する。上部は雪割れが進行し、雪自体は雨でグサグサ状態に見える。単独男性は、山崎カールへ滑り込んで行った。見たところ滑走に全く問題は無いようだ。



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御前谷を覗き込む


どこを滑ろうか悩んでいたら、二人組みが上がってきた。聞いたら、山崎カールを滑り、一の越へ登り返してからタンボ平へ行くという。渡りに船とばかりに同行をお願いする。OKを戴き、これで安心して扇沢へ帰れる。

10:40 お二人に続いて山崎カールへ飛び込む。気持ちよく滑って、2,660 mぐらいを高度を落とさないよう左へトラバースして一の越へ向かう。


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山崎カールを滑る。前を行くテレマーカー氏


11:38 - 12:00 一の越で昼食。昼食後、御山谷へ滑り込み高度2,560 mで左へトラバースして夏道へ向かう。途中振り返ると、龍王岳と鬼岳が雄々しくそそり立っている。記憶では3度ほど板を脱ぎ、最後担いで東一の越の露岩の上に出た。意外と簡単に到達できた印象である。


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一の越へのトラバース中。振り返ると一の越。



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浄土山に続く山並(右から龍王岳、鬼岳、獅子岳)



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一の越からトラバース中。もうすぐ東一の越。


12:40 東一の越へ到着。眼前にタンボ平と黒部湖が雄大に広がり、否が応でも気分は高揚する。


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東一の越からタンボ平を見下ろす。千葉のテレマーカー氏


出だしは急斜面だが、雪はやわらかいので問題は全く無い。二人が順に飛び込み、なんなく高度を下げていく。それから左の大観峰へ向けて長いトラバースだ。ロープウエーの下に着いたら、そこから方向転換して黒部平へ向けてまっしぐらである。この辺から落石、縦溝、凸凹が目立ってくる。最後、20mほど登り返して、観光客のいる黒部平駅に到着(13:10)。


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タンボ平へ滑降



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飛び出した斜面を振り返る。稜線が東一の越



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左のコルが東一の越。拡大写真に滑降ラインを表示しました。


14:30 扇沢帰着。同行を許可していただいた千葉のお二人にお礼を言い、駐車場でお別れした。私は、上原の湯に行って汗を流し埼玉へ帰った。上原の湯は400円とリーズナブルで、とてもお奨めだ。車の中で関東も入梅したと知った。(完)

(後日談: メール交換してわかったのですが、なんとお二人は5月18日に同じ乗鞍岳に居て、私の写真に写っているのでした。よく言われることですが、この世界は狭い。)

千葉のSさんから戴いた写真も使わさせていただきました。有難うございます。

二日間のGPS軌跡。


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雷鳥沢は水色が滑降ライン、紫が登り。

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