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雪倉岳 山スキー

山 名 白馬乗鞍岳(2436.7m)、雪倉岳(2610.9m)
場 所 北アルプス、長野県北部、新潟県南西部
日 時 2008年4月28日(月)~4月30日(水)
コース 4/28 栂池自然園→天狗原→白馬乗鞍岳→天狗原→振子沢→蓮華温泉(泊)
4/29 蓮華温泉→雪倉岳→雪倉岳東面→蓮華温泉(泊)
4/30 蓮華温泉→白馬大池→舟越ノ頭→金山沢→猿倉→栂池
形態・メンバー 山スキー、単独
天 気 4/28、29、30 快晴
装備 サロモン Verse7 160 cm, フリッチ・ディアミール FR, ガルモントG-Lite


ゴールデンウィーク前半、蓮華温泉へ二泊で行ってきました。雪倉岳を往復し、金山沢へ滑り込みました。もう至高の悦び、最高のGWでした。病み付きになりそう。十分満足したのでGW後半は家でゆっくりします。 (写真はクリックすると拡大します)
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【全行程GPS軌跡】



【1日目:白馬乗鞍岳から蓮華温泉へ】


ロープウェイ駅の無料駐車場に車を止め、朝2番くらいのロープウェイで白馬乗鞍岳へ向う。ロープウェイとゴンドラのセット料金は片道¥1,750で、なんか去年より安い気がする・・・昨年は2,000円だったような。今年も快晴。白馬岳の方には雲がかかり風が強そう。GW前半の所為か客が多くないのが意外だった。


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1年ぶりの白馬乗鞍岳



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天狗原への尾根を登ります。

途中多くの人を抜き去り、いつのまにかトップで天狗原へ到着した。越後の山で鍛えた成果かな。目の前の白馬乗鞍岳の斜面にはヘリスキーの客が取り付いている。ヘリポートは、昨年までは植生保護エリアにあったようで、今年から少し下へ移動させられたそうだ。高い料金を支払ったのに余計に歩かされて客が少しかわいそう。天狗原から白馬乗鞍岳へシールで登り切り、岩陰にスキーをデポしてからケルンまで歩き記念写真。とても風が強く寒い。舟越ノ頭方向を見ると、既に数人がピークに立っていた。私は最終日あそこに立てるかな?この時点では、すごく弱気だった。


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ケルンで記念写真




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振子沢への入口から撮った白馬乗鞍岳の大斜面


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振子沢入口から天狗原方向。旗門はヘリスキー客用

私は、振子沢がはじめてだったので降り口がよくわからず、最初ツァーコースを示す旗門にしたがって尾根(千国揚尾根)を行った。この尾根は、途中にヘリポートが設置されているが、本来は「紙すき山牧場」へのツアーコースらしい、と後で知った。大平へ至るこのツアーコースは、とても変化のある、安全で楽しい、長大なコースらしい。木地屋へのコースとあわせ、来年以降挑戦してみようと思う。

そういう分けで、私はヘリポートを過ぎてから左の振子沢へ降りた。正に「振子」で、ハーフパイプ状の沢を右へ行ったり、左へ行ったり、結構、楽しい。

振子沢から「中の沢」への分岐は要注意だ。左斜面へ登り気味にトラバースするトレースと、シラビソにくくりつけられた赤い標識(蓮華温泉)を見落とさないようにする。

雪に覆われた林道へ出ると、すぐ左側に橋がある。雪が盛り上がっているので、注意深くその橋を渡る。次が、乗鞍沢にかかる「のりくら橋」。この橋だけ雪が消えているので、スキーを手に持って渡る。



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中の沢


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中の沢にかかる橋(左が小谷、手前が蓮華温泉方向)



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のりくら橋


のりくら橋を過ぎると、この時期キャンプ地に指定されている駐車場(展望台)がある。駐車場から見る雪倉岳、赤男山、朝日岳、長栂山等、2,000mを越える山々には圧倒される。特に、目標の雪倉岳(2、610.9m)は、全山これすべてスキーフィールドでいう感じで、その険しさに弱気の虫が頭をもたげる。 私にはあの頂きまで行けるだろうか・・・


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雪倉岳




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左が朝日岳、右が五輪山。長栂山は雲の中。


駐車場を過ぎると、すぐ赤い屋根の蓮華温泉ロッジに着いた。蓮華温泉ロッジの背後には天狗の庭尾根がそびえている。3日目はこの尾根を登って舟越ノ頭へ向う予定だが、二日後にその体力が残っているだろうか・・・。尻尾を巻いて栂池へ逃げ帰るか、木地屋へ下ってしまうか、この時点では本当に弱気だった。


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蓮華温泉ロッジと天狗の庭尾根


蓮華温泉ロッジは2日間、GW前半ということで空いていた。28日夜は25人ぐらい、29日は16人ぐらいだった。おかげで山小屋特有のざわざわした感じは無く、落ち着いた秘湯の宿と言う感じでくつろげた。泊った部屋は2段ベッドだったが、2日間上段が使われることはなかった。夜寒くはなかったが、寒くなったら内風呂へ入るという手もあった。スキーは外に立てかけたまま放置。靴部屋には、灯油ストーブの暖房が入っている。濡れたシールやタオルは、階段の手すりにぶら下げておくと良く乾いた。他の人がそうしているので私もマネをした。


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部屋


宿泊手続きが終わったら、何はともあれ露天風呂めぐりです。小屋の裏を登り10分ほどで、地熱で地肌が露出した一帯に到着した。辺りには硫黄の臭いが漂う。火山性有毒ガスが噴出しているので、立ち入り禁止の札が立っている。 薬師の湯は、最上部にあるので、通常女性陣が使うらしいが、この日はいないので我々が占拠した。

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露天風呂へ行くため小屋の裏を登る



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ありました、仙気ノ湯。すぐ左上に薬師の湯がある。


下の写真は、仙気ノ湯で満足気な私です。背景は長栂山で、写真には写っていないが左方向へ、朝日岳、赤男山、雪倉岳と続く。両側の好青年ボーダーとは、その後ずっと行動をご一緒させていただいた(多謝)。露天風呂で情報交換できたおかげで、この青年たちのほか数人が、明日雪倉岳へ行くということがわかり、私も決心した。

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仙気ノ湯でご満悦の私



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薬師の湯


帰りは左へ回りこみ黄金の湯へ立ち寄ってみた。まだ雪のひさしに覆われていて、ぬるいので入浴は止めた。

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黄金の湯



小屋へ戻っても、夕食の6時までやることが無い。内風呂へ行ってみた。内風呂は完全かけ流しで、熱めの湯は気持ちが良かった。食事は、山菜のてんぷらに、ハンバーグ、副菜、漬物、佃煮、茸の味噌汁と豪華ではないが、ご飯と味噌汁はお代わりができるので、ありがたい。食後は、同室の人と話をしていると眠くなり、夜7時ごろには眠ってしまった。

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今日のGPS軌跡

【2日目:蓮華温泉から雪倉岳往復】

前夜同泊の4組合計6人の人間が、あたかも一つの混成チームのように雪倉岳に挑戦。お互いに情報交換し協力してルート選択。素晴らしいチームだった。(写真はクリックすると拡大します)

その甲斐あって、6時間を切るタイムで頂上を全員で踏んだ。頂上では猿倉や白馬山荘からの6人も加わり、雪倉岳東面の大雪原に思い思いのシュプールを刻んだ。焼山北面溶岩台地とは、また違った意味で素晴らしいスノーフィールドだ。頂上からの眺めも言わずもがなの絶景で、白馬岳、旭岳、剱岳、毛勝三山、朝日岳、焼山、火打山、妙高山、小蓮華山、三国境と、グルっと360度の大展望であった。正に、山スキーのためにあるような山だ。


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ルート概略(天狗の庭から撮影)



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朝の蓮華温泉ロッジ

朝、ボーダーの2人に『さぁ、行くぞ!』と声をかける。朝食後、外に出ると、人それぞれの旅立ちがあった。木地屋へ向けて下っていく人もいれば、天狗の庭尾根を登って行く者もいる。中には、天狗原へ登り返す人もいただろう。

6:30 ボーダーの2人がなかなか出てこないので、同室だった男性と2人組の男性の後ろについて、蓮華温泉ロッジを先に出発した。シールは着けなかった。雪面はクラストして、『カリカリ』と音を立てる。他の3人はシールをつけているので、いつのまにか私が先行してしまった。

雪に埋もれた夏のキャンプ地を過ぎる。今日は、トラバース路を行く予定だが、この辺はトレースが多くて初めての者には、迷うところだ。兵馬ノ平らへ行く標識に惑わされ下りそうになるが、登り返すと沢筋を横切るトレースを見つけることが出来た。結局、愚直なぐらいトレースは高度を維持し、水平に付けられている。

7:45 そうやって蓮華の森を水平にトラバースすると、眼下に瀬戸川の渡渉点を望む滝見の尾根に達する。そこを適当に下ると、いわゆる滝ノ沢のスノーブリッジ(標高1,350m)だ。想像していたよりは近かった。滑り降りると一面の雪原で、まだ渡渉には何の問題もなかった。今年は雪が多くて良かった。


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ボーダーの2人が渡渉点に降り立とうとしている。右上が蓮華温泉へのトラバース路


ここから私はシール登高。スキーをザックにくくりつけアイゼン登高する人もいる。 人それぞれのスタイル。

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少し沢を上がった地点から俯瞰した渡渉点(2人がいる辺り)

最初、雪倉ノ滝がある沢の隣の沢筋を詰める。上部(標高約1,640m)で詰まったら、右へ小尾根を乗越え、滝のある沢筋へ移るとそこが滝の上となる。従い、下りはここで行き過ぎないこと。下り過ぎると、滝の上へ出てしまうので登りかえしが必要となる。 この辺まで来ると日が当たるので、雪は緩んでいる。


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標高1,500m辺り。上部で右の滝のある沢筋へ乗り越す。




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雪倉の滝上部からは沢筋に従い右へ行く。左の尾根へ行くと、
上部で割れていてきっと苦労するだろう。


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沢最上部、標高1,900m辺り(我々は右端を登った)

9:50 沢最上部の急斜面は、さすがに私もスキーを担ぎアイゼンで登った。やっと這い上がると、そこは標高2,000m辺りで、広大な雪の台地が広がっていた。ホッとして休憩。


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標高2,000m辺り



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沢は終わり。再びシールで頂上を目指す


頂上目指して登っていると、早くも白馬岳から転戦してきたスキーヤー3人が、奇声を上げて滑り降りてきた。聞くと昨晩営業開始前の白馬山荘に、特別に泊めてもらったそうだ。


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頂上方向(左)と白馬岳からのスキーヤー




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白馬岳からのスキーヤー




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大きな亀裂が入っている斜面。雄大だな。



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もうすぐ頂上。右の雪庇の下を左へ行くと頂上



12:00 ついに頂上。ゲット!風が強い

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頂上



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左が白馬岳、右が旭岳。360度の大展望です。
剱岳、毛勝三山、雨飾山、焼山、火打山、妙高山


白馬岳から更に3人がやってきた。なんと、内二人は朝、猿倉から来たという。なんという健脚。しかも、風が強く、白馬山荘で2時間ほど待機したというから、それがなければもっと早く着いた、と言っている。

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さぁ~滑降の準備です。




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頂上直下の私のシュプール




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写真中央のロート状の沢へ吸い込まれるまでは、大斜面の滑降が楽しめる。




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沢上部の急斜面を滑り降りる



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沢中間部の斜面を滑るボーダー君


13:20 滝の沢出合の渡渉点に着いた。シールを貼って、トラバース路を朝と逆に辿る。出だしで少し迷ったので戻ると、それは尾根上と斜面の違いくらいしかなかった(完全に乗越えると兵馬ノ平へ行く)。そのまま尾根上をあるけば正規ルートだったのだ。その後は他のメンバーを待ち一緒に行動する。雪に埋もれたキャンプ地を過ぎ、最後の尾根(天狗の庭尾根)を左から巻くと、蓮華温泉ロッジが見えた。



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トラバース路から蓮華温泉

14:45 蓮華温泉ロッジへ帰着。

陽が高いうちに戻れたので、再び露天風呂巡りに行く。夕食まで何もすることが無いので、3時間弱温泉に浸かっていた勘定になる。 次回は、本を持参しようと思う。温泉に浸かりながら、目の前の天狗の庭尾根を研究する。さて、明日どのルートで登ろうかな。 この時には、雪倉岳を攻略し、すっかり自信を付けた私が居た。昨日までの弱気の虫はどこへやら。それにボーダー2氏が金山沢を滑り、私と同じく栂池の駐車場へ戻ると聞いていたので、俄然やる気が出てきた。

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今日のGPS軌跡


時間: 蓮華温泉6:30→7:45滝ノ沢渡渉点→8:45雪倉ノ滝上部→9:50 2000m→12:00頂上12:45
→13:20滝ノ沢渡渉点→14:45蓮華温泉 総行動時間8時間15分


【3日目:蓮華温泉から金山沢】


06:50 蓮華温泉から沢を行き、黄金の湯を過ぎた辺りから右の尾根に上がる。後は、ダケカンバとシラビソの疎林を天狗の庭向けて苦しい登りが続く。(写真はクリックすると拡大します)



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ルート概略(駐車場から見た天狗の庭尾根)



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天狗の庭へ向けて苦しい登りが続く

天狗の庭直前のダケカンバの尾根から、蓮華温泉を俯瞰する(下の写真)。スキーでの下りなら吸い込まれそうで、かなりのプレッシャーを感じるだろう。 安易に右の沢へ降りず、しばらく尾根を行くのが安全そうだ。次回、挑戦しよう。


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蓮華温泉を俯瞰


天狗の庭直前で、私はシールからツボ足に変更。 昨日滑った雪倉岳が、右手方向に迫ってくる。ご夫婦が取り付いているのが遠目に見える。天狗の庭は、夏道と岩が露出しているが、雪面はつながっている。シラビソの森を抜けたら、2,300mまで高度を上げ、それから水平移動で白馬大池へ向う。

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昨日滑った雪倉岳


09:10 天狗の庭到着

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左:雪倉岳の斜面、中央:朝日岳、右:五輪山、下が滝の沢の瀬戸川渡渉点




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標高2,370m辺りをトラバース中。大岩の辺りが白馬大池。頂きは舟越ノ頭。


10:45 白馬大池山荘着

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蓮華温泉から来た5人で一緒に休憩(白馬大池)


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大池山荘は、屋根と煙突だけが出ている


11:45 白馬大池から1時間弱で舟越ノ頭へ到着。白馬乗鞍岳から直接来るよりも、大池を回って来た方が楽そうだ。蓮華温泉から一緒に来た二人組とは、ここでお別れ。彼らは自然園経由で栂池へ戻るそうだ。私とボーダーの二人は金山沢へ。そこへ、幸運にもつがいの雷鳥が現れた。にわか撮影会始まる。

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白馬三山とドロップポイント(手前のコル)




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金山沢を覗き込む(左の2,301mの棚で一旦停止予定)



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雷鳥と背景の白馬大池、白馬乗鞍岳

底に見える2,301mのピークへ滑り降り、一旦停止する予定。ボーダーB氏が私に順番を譲ってくれたので、ボーダーA氏、私、ボーダーB氏の順番で、前が止まってからスタートする。

我々が最初になったので多くのギャラリーが見ている。変な滑りは見せられない。

勇躍急斜面へ飛び出す。最初のターンが決まると後は気楽になり気持ちよく滑れた。ザラメやフイルムクラストに気持ちよく滑っていると、片栗粉のような雪もあって急ブレーキがかかるので、バランス維持が大変。中盤にくると気が緩みどうしてもスピードが出やすい。ギャラリーの手前、何とか態勢を維持しボーダーA氏が待つ2301mの棚部分に転倒せず到着した。



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無事棚部分に到着。

そこからは3人一緒に、逐一沢の状態を確認しながら下る。沢の途中は、予想通り、あちこちからデブリが押し出されているが、広い沢なので危険性は低いと見た。それより問題は、下のほうは雪が腐っていて滑りにならないことか。それでも猿倉から白馬尻への林道が見えてきた時はホッとした。

心配した大雪渓との合流地点は、雪が途切れていたが、何とか靴を濡らすことなく大雪渓に降り立つことができた。

大雪渓に合流してからは、林道沿いに猿倉山荘へ直接滑り込んだ。雪は昨年よりは確実に多い。

猿倉からは、14:30のバスで八方(900円)へでて、バスで一緒だった男性と4人でタクシー(2880円)を呼び、栂池へ戻った。参考のため記すが、この時間帯に白馬駅から栂池へ行くバスは八方を通らない(要確認)。従い、バスで栂池へ戻るなら、白馬駅まで出る必要がある。幸い、猿倉でバスに乗るとき声を掛けてくれた男性がタクシーを提案したので、我々は八方でバスを下車した。その方が、白馬駅よりはタクシー代が安くなるので。


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もうすぐ大雪渓と合流(林道が見える)。


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雪が切れているので無理やり岩の間を尻すべりで抜け、大雪渓に降り立つ



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白馬岳と大雪渓下部




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金山沢全貌




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今日のGPS軌跡

私の目標が一つ達成でき大満足のGWでした。(完)

時間: 蓮華温泉6:50→9:10天狗の庭→10:45白馬大池山荘→11:45舟越ノ頭→13:25猿倉14:30
→八方バスターミナル→15:25栂池 by taxi
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角小屋峠

蓮華温泉の近くに角小屋峠と言う地名があるらしい。教えられた経緯度データをカシミールに入れて再現するとこの辺らしい。

峠と名がつくからには、登山ルートでもあるのかな?
角小屋峠

巻機山(1,967m)、山スキー

【期日】’08年04月21日(月)
【天候】快晴(頂上風強し)
【形態】 山スキー、単独
【コース】 桜坂駐車場6:20→8:30七合目→10:00ニセ巻機山→10:30頂上11:10→1本目→頂上12:20→2本目→12:30ニセ巻機山→13:30桜坂駐車場
【装備】サロモン Verse7 160 cm, フリッチ・ディアミール FR, ガルモントG-Lite
【立ち寄り湯】 みつまた 街道の湯¥500

天気予報では月曜(21日)が晴れ。休暇を取って山スキーで仙ノ倉山のシッケイ沢を滑るつもりだったが、新潟のEVA父さんの沢は危険だよという忠告に従い、巻機山に変更。最高の1日になりました。前年悪天候に阻まれ七合目のチョイ上で断念しているので、リベンジも果たせて満足満足の1日でした。

桜坂の駐車場(下の写真)まで除雪されています。先着の車が2台。1台は、後でスライドしましたが山でピバークしていた単独の登山者でした。もう1台は若い人でアルペン仕様、スキーを担いで登るつもりのようです。彼が出かけるのを横目に朝食です。


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下山後撮影した桜坂駐車場。まだ駐車料金の徴収はありませんでした。


左側の夏道方向から井戸の壁へ向って進みます。雪はつながっているので適当に進みます。山スキーでは2度目ですが、井戸の壁、どのルートが一番よいのか毎度迷います。今回は、尾根の右側、夏道を意識して進みますが、右により過ぎました。最後は雪庇の上を左から巻いて五合目に出ました。ここまでが一番の難所ですが、一安心。そこから左に方向を変更しブナ林の斜面にトラバースし七合目へ向いまっすぐ東上します。

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五合目。背景は大源太山か?



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井戸尾根の疎林。ここを通過すると七合目とニセ巻機山の斜面が見える。
ここで先行する若い人を追い抜く。その後、上で野営したというツボ足登山者が降りてくるのとすれ違う。



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七合目手前から天狗岩と割引岳。


七合目で斜面の右を滑るか左を滑るか考える。下から見て右は雪庇で、亀裂が走っている。左は滑れそうだが、一番上が亀裂していてつながっていないようだ。ここでスキーを担ぎアイゼンを装着しているとツボ足の男性に抜かれる。アルペンスキーを担いだ若い人も追いついてきた。登りだすと雪の斜面がすぐ途切れた。夏道をアイゼンで登るのは歩きずらいことこの上も無い。難儀やなぁ~。

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もうすぐ七合目。ニセ巻機山の斜面



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中腹(八合目付近)まで登ると雪があった。
アイゼンは不要なぐらい雪は緩んでいる。
スキーに切替えニセ巻機山へ向う。



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谷川岳を見る。柄沢山、朝日岳、万太郎山、大源太山が聳える。



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九合目(ニセ巻機山)



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巻機山を見る(左の尾根を登る)



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いったん避難小屋のあるコルへ下り、頂上を目指す。



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頂上への斜面の右側に広がる米山源頭とシラビソの森。この森の右側を滑りました。



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頂上から見る越後三山。こちら側は強烈に風が強い。



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本当のピークには雪が無い個所が。風をよけてまったり昼食&昼寝。
ツボ足の男性はもう下山中で、ニセ巻機山の稜線を下って消えた。
代わりに若い人が上がってきた。



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ニセ巻機山から見て右のシラビソの林を滑る。
底に立つとこんな風景(巻機山登攀路方向)。



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2本目を滑り終えてニセ巻機山へ登り返す途中、
沢の下から上り返してくる若者を撮る。


ニセ巻機山で若者を待ち一緒に滑ろうと声をかける。なんかあった場合を考えて保険である。彼も快く応諾してくれた。
ニセ巻機山の上から見て右の雪面に乗り移れるか亀裂の具合を二人で見るが、予想以上に亀裂は大きい。幅2m、高さ1.5mくらいありそう。スキーを脱いで乗り移る元気は無いので、少し滑り降り右側(米山沢源頭)を見ることにする。
雪面はすっかり緩んでよく言えばザラメで滑りやすい。下から男性一人、女性3人のパーティが登ってきた。女性陣は相当疲れている様子だった。
下を覗いたが左側は雪庇でずたずたに切れている。即決、ダメだ。しょうがないスキーを手に持って雪の無い夏道を10mほど下ってみた。そうすると幸運なことに笹薮を少し漕いで、上から見て右の斜面に乗り移ることが出来た。
その斜面を滑って七合目へおり、そのまま井戸尾根を滑りこむ。最後は井戸の壁をほとんど斜滑降で右側に抜けて、開けた雪原に出た。
駐車場に戻ると車が5台くらいに増えていた。温かい陽光に身を任せ、帰り支度する。一緒に行動してくれた彼に挨拶し、みつまたの「街道の湯」へ向った。
辺りはすっかり桜が満開で、幸せなひと時だった。

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二人が滑った斜面。正面が巻機山(最高地点)



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塩沢石打IC付近の桜は満開



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GPS軌跡


スキーの手入

谷川岳周辺は天候が悪いので、出かけるのを見合わせて家でスキーの手入をしています。

家庭用の古アイロンで、ベースワックスを塗る。プラスチック プレートで削る。コルクでこすってなじませる。汚れが酷いときはスプレーでワックス落としを行う。

私の手入法はこれだけ。ベースワックスだけでも十分滑る。競技でコンマ何秒を争うわけじゃないからね

ホットワックス

谷川岳熊穴沢  山スキー

【期日】’08年04月16日(水)
【天候】薄くもり微風
【形態】単独
【コース】天神平ロープウェイ駅8:00→9:30避難小屋11:00→熊穴沢→11:40ロープウェイ駅
【装備】サロモン Verse7 160 cm, フリッチ・ディアミール FR, ガルモントG-Lite
【立ち寄り湯】 前橋市、あいのやまの湯¥500(3時間)


休暇を取って谷川岳の芝倉沢を滑るつもりで出かけたが、登山者2名以外に山スキーは私一人。しかも温かいが天気は薄曇。全く気勢が上がらない。熊穴沢避難小屋の手前の難所(崖)を前に谷川岳を見上げつつ、行くかどうか思案橋。山頂さえ行く気がしない。

見ると熊穴沢(※)が美味しそう。手短なところで楽しんで今日は早く帰ろうか。しかし西黒尾根の雪庇が崩壊しひっきりなしに小規模のブロック崩落が起きているのが気になる。西黒本谷(※)も熊穴沢も上部の斜面には大きな亀裂が入っている。よく観察した結果、逃げ道は十分ありそうな沢に見えたので、GOを決断。雪質は腐りかけの状態でスキー操作が難しい。出だしは結構急。何とか安全地帯に降りてきた時は、ホッとした。後は田尻沢の滑降コースに合流し、ロープウェイ駅近くまで流す。(今なら雪が下までつながっております。下の写真は全てクリックで拡大します。)


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朝日の谷川岳(右)、オジカ沢の頭(中)、俎ぐら(左)



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スキー場脇を田尻尾根へ向けて登る。
先行する人が一人、もうすぐ田尻尾根に達しそう。
右には谷川岳の頂上が見えます。



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田尻尾根から谷川岳、
肩の小屋辺りは雪がたっぷりですが、
西黒尾根等の急斜面は崩壊寸前。



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避難小屋下の西黒沢。
先のほうで田尻沢の滑降コースへ合流する。



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避難小屋(屋根だけ出てる)



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熊穴沢(※)の斜面、いい感じ。
でもよく見ると大きな亀裂があちこちに。



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覆い被さるような西黒沢本谷(※)を見上げる。
急斜面で雪崩れが怖い。



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熊穴沢(※左奥)と西黒沢(※右)。
合流地点を過ぎ振り返る。



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その下流。広いのでホッとする。



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安全地帯。上流を振り返る。
もう少し下ると田尻沢と合流(クリックで拡大)



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GPS軌跡

※: 熊穴沢と書きましたが、昭文社の「山と高原地図」では避難小屋下の沢ではなくもう一つ南側の沢を指している。私が西黒沢と書いた沢は、昭文社の「山と高原地図」ではザンゲ沢となっておりまして、いずれも西黒沢に合流します。

シッケイ沢が変じて平標山往復に終わる

シッケイ沢行こうと張り切って出かけたが天気が悪く止めた。結果往復となる。日曜の芝倉沢行く予定も中止。下界は天気がいいのになぁ・・・あぁ~、残念。

下の写真は頂上からヤカイ沢へ下る尾根の標高1700m辺り。向うに見えるのは苗場スキー場。
ヤカイ沢


詳細レポートは本館をどうぞ。

山スキー、平標山 (1983 m)

【期日】 ’08年04月12日(土)
【天候】小雨後くもり時々晴れ 頂上風強し視界なし
【形態】単独
【コース】平標山登山用駐車場6:30→ヤカイ沢→9:30頂上 往復 11:00駐車場
【装備】サロモン Verse7 160 cm, フリッチ・ディアミール FR, ガルモントG-Lite

今週は谷川岳関連2つをやるつもりだった。それで1日目はシッケイ沢行く予定だったが天候がいまいちなので止め、2日目の芝倉沢も中止して埼玉へ帰ってきた。

6:30 駐車場
小雨の最悪コンディション。どうしようか迷う。四人パーティが出かけたので、朝飯を食べてやっと出発する。
別荘地を歩き除雪終了地点からシール登高するがいきなり雪が途切れる。ヤカイ沢へ入る手前の橋も雪が無い。4人組は夏道のほうへ行ったようだ。私はヤカイ沢へ入る。平標山は写真の通り厚い雲の中。黒いのは川ではなく露出した舗装。


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ヤカイ沢の途中から平標山方向を見る

7:30 1300m
右俣、左俣が見えてきました。いつも登る右側の尾根はもう少しです。右俣とそれから左俣の隣の沢からの雪崩れの後が痛々しい。まだ薮は雪の下で、この辺までは十分スキーは楽しめそうです。


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ヤカイ沢

8:40 1750m
森林限界付近。シャクナゲとハイマツ。雪面はクラストしているが、クトーを装着し何とか登り上げる。木道に合流し頂上を目指すと、姿は見えないが前に人の気配。先に出た4人組らしい。


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森林限界

9:30 平標山頂上着
30分ほど先に出た4人にわずか遅れて到着。山小屋に出る尾根を登ったそうだ。風が強く寒い。ザラメの雪面は完全に氷化し、標識にえびの尻尾ができている。長居は無用。シールを剥がして滑走準備。シッケイ沢へ行くのは、即断で中止。ヤカイ沢へ登ってきたルートを辿り滑り降りることにする。4人組は、私より先に西ゼンの方向へ滑り降りていった。どこを滑るか聞かなかったが、あれは仙ノ倉山へ行く風ではなかった。シールを剥がしていたし、ドロップのかんじで北側へ消えていったから。


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平標山頂上


9:45 1800m
頂上付近はザラメが氷化しているので、エッジが振動して足の裏がむずがゆい。1800m辺りまで降りてきたら突然視界が開けた。だいぶ天候は回復傾向にあるようだ。いつものパターンだと、駐車場に戻った頃頂上の雲が取れていて悔しい思いをするのだけど、今日はそれは無いだろう。チョット降りた程度で陽があたるので雪面はザラメに変化。
本当はこの地点から右折して登ってきた尾根へ向わなければならないのだが、あまりに気持ちの良い斜面なので小屋へ向って、少し滑り降りる。下の写真は、ちょうど雲の切れ間から小屋方向を写したもの。満足したので登り返す。この時点では後続はまだ見えない。


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小屋方向の稜線

本来の尾根を下る。これだけ視界が明るくなった(下の写真)。中央がこれから滑るヤカイ沢への尾根。中央奥が苗場スキー場。まだ上のシャクナゲと這松の斜面はクラストしているが、日が当たりだしたので下の方(ブナとダケカンバの樹林帯)は重雪になっていた。ヤカイ沢に降りてからやっと後続部隊に会った。


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ヤカイ沢への尾根

10:30 1050m
いつもより早めに左に寄り、水場のある林道ゲート前に出た。こちらの方が薮が少なく登りやすそうだ。次回からこちらを使おう。


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左:水場とヤカイ沢、右:林道ゲート(先が平元新道)

帰りしなに見返した平標山。朝よりだいぶ気圧が上がってきたようだ。しかし、頂上の雲はおそらく取れることは無いだろう。


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下山時林道から見た平標山


視界の無い天候条件で、しかも単独で向うのは危険と判断しシッケイ沢は中止した。明日の芝倉沢も天候が更に悪化が予想されるので中止。なんか、両方とも旬の時期を逸し、2年越しの宿題にするのは悔しい。何とかいけないものか・・・


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GPS軌跡

越後駒ケ岳を滑る

山域: 越後駒ケ岳(2002.7m)
日時: 4月06日(日)
メンバー: 単独
天候: 快晴
コース: 銀山平石抱橋7:00→9:50道行山→10:25小倉山→12:20駒の小屋→12:45頂上13:00→13:20道行山→15:20石抱橋


昨年来の宿題になっておりました越後駒をきっちり頂上迄登り切り滑ってきました。当日頂上にいたのは山スキー屋5人のみでした。

土曜夜の奥只見シルバーラインのゲート前駐車場は30台以上の車で大賑わい。日曜の越後駒は大賑わいと勘違いしましたが、いざゲートが開くとほとんど奥只見のスキー場へ行ってしまいました。

[写真は全てクリックすると拡大します。]

道行山から見る越後駒。右端は小倉山、頂上直下の駒の小屋はアンテナが見えます。
道行山から越後駒


駒の小屋から見上げる頂上と大斜面。モナカ崩れのグズグズ斜面だった。
小屋前から頂上への斜面を見る


詳細レポートは本館をどうぞ。

越後駒ケ岳

山スキー、越後駒ケ岳(2002.7 m)

【期日】2008年04月06日(日)
【天候】快晴
【形態】単独
【コース】銀山平石抱橋6:00→道行山→小倉山→駒の小屋→12:45頂上13:10→道行山→15:20石抱橋
【装備】サロモン Verse7 160 cm, フリッチ・ディアミール FR, ガルモントG-Lite
【その他記録】 自宅から銀山平 往復約470km

6:00
奥只見シルバーラインのゲート開と同時に車の編隊がシルバーラインへなだれ込む。銀山平へ右折するところは通行止めの柵が置かれていたが、どかして進入。
石抱橋には車2台、撤収中のテント一張り。山スキーが少ないのが意外。見上げると真っ青な空に真っ白な越後駒と中ノ岳が遥か彼方に輝いている。
もちろん目の前には荒沢岳。嬉しいな、越後駒は来るといつも天気が良い相性の良い山だ。


↓越後駒遠望
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7:00 石抱橋出発
山スキー×2、わかん×1の混成チームが先に出たので、私も急ぎ準備して出る。

7:30 柳沢の下
混成チーム(後で聞くと群馬の人達)の二人が遅れた仲間を待って休んでいるので、先に夏道のある尾根に取り付く。

8:50 1100~1200m
狭い急な尾根で雪はつながっているが、南面の為グズグズでシールが効かない。
無理に乗ると表面がスラフになって流れていく。はかどらないので、スキーを脱いで壺足に変更。
そこを過ぎると、頂上直下の広い斜面になりまたシール登高する。

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荒沢岳

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道行山への尾根から見る越後駒

9:50 道行山頂上着
先ほどの群馬のチームが先に着いて休んでいた。山スキーのもうひと方はまだ来ていないようだ(遅れている方のお歳を後で聞いたら63歳だそうだ。自分のペースで楽しんでいるようでうらやましい。私もそうなりたい)。
『いや~、体力無くて』と私は言い訳をする。目の前にはどこまでも白い中ノ岳と越後駒。目を転じると、守門岳、浅草岳、未丈岳だ。
ここからいったん下って小倉山へ向かって稜線を登り返すルートだが、二人に着かず離れず付いて行く。


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道行山から見る小倉山(右端)と越後駒

10:25 1350m、小倉山通過
小倉山へは行かず、雪庇の下をトラバースし1350m辺りで雪庇を乗り越し稜線へ出る。
テン泊していた人達が撤収作業をしている脇を過ぎる。さてここから頂上まで登り一辺倒だが、帰りは標高差650mの大滑降が待っている。気合を入れなおす。
目の前には百草池への登り、その先1763mピークへの登り、駒ノ小屋への短いが急な斜面、と難所が階段状に続く。
まだ先は長い。駒ノ小屋まで行けば頂上までは造作もないのだが。


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道行山(中央右)と登ってきた稜線

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小倉山(手前)左奥が守門岳、右隣が浅草岳

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前を行く二人

11:40 1590m 百草の池辺り
群馬チームと少しはなれて休んでいると、我々より南側の東斜面を1763mのピークを目指して直登してくる二人組みが現れた。どうも白沢を登ってきたようだ。
白沢は覗くとデブリも無く美しい沢だった。彼らを追って我々も1763mピークの攻略にかかる。
混成チームのわかんの方は頂上へは向かわず先に下るという。もう一人の山スキーの方はまだ来ていない。山スキーの方と私で頂上へ向かう。

12:10 1763mのピーク
先ほどの二人が休んでいた。群馬の方が聞くとその二人も群馬の山岳会の人らしい。更に、白沢はスキーで下るには登り返しがないのでお奨めだという。滝が1つ有るが、下る時右岸を高巻きすれば良いとのアドバイスだった。
駒ノ小屋前の急斜面はグズグズなので私はスキーを担いだが、他の方はジグを繰り返しシールで登りきった。
私が初めて越後駒に来たのは数年前の5月で、小屋前の急な斜面にびびったものだが、私も経験を積んだのか今日は簡単な斜面にしか感じなかった。アイゼンも使わなかった。


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駒の小屋前の急斜面

12:35 1840m 駒ノ小屋
水を期待したが、まだ雪の下だった。目の前の大斜面を群馬の3人が登っていく。私も続く。
中腹で一人滑り降りてきた。てっきり一緒に登ってきた群馬の方だと思い、「ずいぶん早く降りていくな、友達に追いつく為急いだかな」などと思ったが、全く別の人だった。
結局私の後に人がいないので、この好条件に頂上を踏んだのはテン泊した人達を除くと5人ということになる。あぁ~、もったいない。


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駒の小屋

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頂上直下の斜面

12:55 2002.7m 越後駒ヶ岳頂上着
360度の大パノラマだ。越後三山、利根川源頭の山々、燧ヶ岳、平ヶ岳も見える。
白沢を上ってきた二人はオツルミズ沢を滑るらしい。二人の話を聞いていると、どうやらオツルミズ沢の下にデポした車の鍵を銀山平の車に置いてきたらしい。可愛そう...


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頂上で記念撮影、背景は八海山

13:15 滑降開始。
一人なら天気も良いので、ゆっくりするところだが、群馬の方が『一緒に滑り降りましょう』というので、渡りに船と『お願いします』と答える。お互い単独は不測の事態が起きた時に危険との認識があるのだ。
頂上直下は、モナカ崩れのグズグズだが、スキー操作は難しくなく、自由自在に弧を描くことが出来てとても楽しい。あっという間に小屋に着く。
小屋直下の急斜面は、スキーと壺足で荒れているのでジャンプターンで雪を蹴散らし、1763mのピークまで一気に行く。
ここで群馬のスキーヤーが、先ほどの二人が登ってきた白沢を滑りたがってしきりに下を覗く。しかし、下部のコースが良く見えない。白沢らしき沢が二つ有るのだ。大きな滝は右岸を高巻きするように、と言われたがどこを指しているのか特定できない。二人共地形図を持参していないのだ。私は不覚にも忘れてしまった。
『どうしよう』とかなり迷っている。私は初めてなので、安全策でまずは上ってきた尾根を下りたかった。『行きましょう』とは言えず、『次回にしたら』と答える。
それで、結局来た道を戻ることに決定。私も一安心、初見で雪崩があるかもしれない沢を下るのは止めたかったのだ。
しかし、見たところ、二人組みは登り返しをしないよううまく登ってきているようだ。沢にデブリは全く無く、雪崩の点でも危険性は低いのかもしれない。


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百草池上の1763mピーク、左側を滑ってきた。そのまま下へ行くと白沢らしい。

14:00 道行山着
小倉山の雪庇の下をトラバースして道行山へ向かうと、先ほど分かれたわかんの人と、遅れていた山スキーの方が待っていた。
ここから彼らが登ってきた尾根を一緒に滑り降りることにした。私が登った尾根より広く一直線で登りやすそうなルートだ。次回はこちらにしよう。
もうすぐ平地だというところで色気を出し右斜面へ向かったら、意外な急斜面で四苦八苦する。乗ると数日前に降った雪が表層雪崩となって滑って行く。やり過ごしながら少しづつ標高を下げ白沢へ降り立った。
意外に広い沢でここなら安心だ。全員が揃ったところでフィナーレ。ここから石抱橋までクロスカントリーだ。春の陽光は暑い。のどが渇く。


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春の陽光に光り輝く越後駒、再見!!(左側の沢が白沢、来年はそこへ)

15:20 石抱橋到着
埋めてあった水を飲み干す。美味しい。同行を申し出てくれた群馬の方のおかげ楽しいスキーが出来た。
何よりも、二つのルートを経験できたことが、何よりの収穫だった。越後駒は本当に相性の良い山だ。再見!

参考:この時期、石抱橋まで十分な雪があり途切れることがありませんでした。また、夏道のある柳沢の尾根よりも1つ奥(南)の尾根(GPS青色)の方が登りやすいとわかった。まっすぐ尾根を登れば良い。
更に、白沢を詰めて1763mのピークを攻めるコース(GPS白色、但し見える範囲から推定)が魅力的に見えた。
この時期全くデブリは見えないので安全度は高いのかもしれない。次回の課題としたい。

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