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仙丈ヶ岳(3,033m)

【期日】 '06.9.3(日)~9.4(月)
【天候】 晴
【形態】 単独行
【コース】 1日目(3日):甲斐駒ヶ岳、
2日目(4日):大平山荘440--薮沢--650馬ノ背ヒュッテ720ー810仙丈小屋-845仙丈ヶ岳頂上900-940小仙丈-1015大滝の頭-1200北沢峠1300>>バス>>1400戸台==車==自宅 全走行距離530km
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朝4時、同宿の5人パーティが外に出て満天の星だと騒いでいる。私も薄い布団から出てその輪に加わる。日の出は5時15分くらいのはずで外はまだ真っ暗である。うとうとしていると少ししらじんできたので、朝飯を食べずに出発する事にした。隣のパーティーは、小屋に用意してもらったお弁当を食べて出発するかどうかで相談している。結局、食べてから出発することにしたようだ。なかなか感じの良い熟年パーティで、一人は船長と呼ばれていた。もう一人の方は宇宙物理学の教授だそうだ。

ヘッドライトを着けて歩くのは今年初めてだ。こんなに早く出るのには訳がある。午後1時の戸台行きバスに乗りたいのだ。長衛小屋のほうからヘッドライトが2つ近づいてくるので待たずに先を急ぐ。はじめは昼でも暗いシラビソの林が1時間ほど続く。熊が出ているとのことで少し緊張するが、その内に夜が明けた。

大滝を覗き込む場所を過ぎしばらく歩くと、水が流れる音が次第に近づき、やがて山道は明るい沢沿いの道になる。明るくて水があるのは人を癒す。歩いていても楽しい。30分沢沿いを歩くと道は左岸に取り付き尾根道を登るようになる。15分ほど歩くと小屋の取水場所が現れ、発電機の音が聞こえてくる。馬ノ背ヒュッテに到着だ。若い人が小屋番していて、聞くと昨日の泊りは10人ほどで少なかったそうだ。木製のベンチを独り占めし、アルファ米を準備する。レトルトのカレールーを温め、カレーライスを楽しむ。水を補充し出発。

10分ほどで馬ノ背と名づけられたコルに出たが背の高い潅木に阻まれ視界はない。が、平らになった道を少し歩くと突然左側に仙丈ヶ岳と仙丈小屋が現れた(左の写真)。
仙丈小屋は、以前避難小屋だったが今は建て替えられ立派な営業小屋になった。本当は、ここに泊って日の出を見たかったが時間の関係で出来なかった。1泊で甲斐駒と仙丈ヶ岳をやろうとすると泊りはどうしても中間地点の小屋になってしまう。
真下から小屋へ詰め写真右側の尾根に登る。そこから尾根伝いに岩稜を歩くとすぐ頂上だ。

senjyo01.jpg
※小仙丈ヶ岳から尾根伝いに登る人が多いと見えインターネット上を見ても千丈小屋側からの写真は少ない。小仙丈ヶ岳から見た反対側のカールを写し込んだ写真が多い。




下の写真は、仙丈ヶ岳頂上(3,032.6m)から馬ノ背ヒュッテ方面の眺め。鋸岳の荒々しい山並の背後に八ヶ岳。
頂上には既に多くの方が集結していたが、小仙丈ヶ岳経由の人達の方が多い。360度の展望で、北岳、塩見岳、鳳凰三山の南アルプス、八ヶ岳、富士山、中央アルプス、乗鞍岳、穂高、槍ケ岳の北アルプス、後立山連峰がはっきり見える。浅間山や奥秩父(瑞牆山、金峰山) も見えているというが、どうも私には確定できない。
senjyo02.jpg



仙丈ヶ岳頂上からの写真。写真の馬ノ背ヒュッテを経由して登り、写真右下の尾根通しの道を小仙丈ヶ岳へ向けて下る。向うに昨日登った甲斐駒ヶ岳が見える。茅野の方から見る三角錐の雄大な眺めとは、又ひとつ違う風貌だ。
senjyo03.jpg


仙丈ヶ岳頂上からの写真をもう1枚。上の写真の右側を写したもの。小仙丈ヶ岳への尾根道の向うに鳳凰三山が見える。地蔵岳、観音岳、薬師岳。
senjyo05.jpg



頂上に到着したのが8時45分。13時のバスには余裕だ。平日なのでバスの本数が少ない(土日にはある15時のバスがないのだ)。皆、バスの時間を気にしながら登っている。私は余裕がありすぎるので、結局3時間かけて尾根を下ったが、本当なら2時間でOKなのだ。
写真は大滝ノ頭と呼ばれる地点。ここから頂上へ直行することもできるし、右へ行くと薮沢小屋、馬ノ背ヒュッテへ出ることができる分岐点だ。
senjyo06.jpg

今回の山行の感想ですが、本当に来てよかったです。森林限界上の山歩きは、明るくて、展望が効いて、花が多いので最高です。甲斐駒は雄々しさ、仙丈ヶ岳は優しさを感じる登山です。次回は、大平山荘も好きですが、馬ノ背ヒュッテに泊りたい。

※参考情報ですが、どの小屋にも水場(無料)が完備しているので水には不自由しません。但し、仙丈ヶ岳の頂上直下にある仙水小屋だけは水源が涸れているとのことです。各小屋にはトイレが完備し、宿泊者以外有料です(100円)。
※平日に広河原へ下る方は、バスの便に注意を払う必要があります。平日には工事が行われる為か、12時55分台発の広河原行きは、広河原で接続便が4時までありません。タクシーも交通止めだそうです。バス停に張り紙がしてありました。


(完)

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甲斐駒ヶ岳(2,967m)

【期日】 '06.9.3(日)~9.4(月)
【天候】 晴
【形態】 単独行
【コース】 1日目:自宅==車==> 戸台/仙流荘前駐車場600>>バス>>700北沢峠→北沢長衛小屋→800仙水峠→900駒津峰→六万石→1010駒ヶ岳頂上1100→摩利支天→1230駒津峰→双児山→1420北沢峠→1440大平山荘(泊り) 2日目:仙丈ヶ岳
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埼玉の自宅から国道254、142、14、19、361、152号と車を走らせ、桜で有名な高遠を横目に見て程なく無料の駐車場がある戸台の仙流荘前へ走りこんだ。既に広い駐車場は半分が埋まっていて、大半のオーナーは今ごろ北沢峠界隈の山小屋で爆睡しているはずだ。今日は土曜日なのだ。遠かったが、明日への期待で胸は高鳴っていた。
朝5時になると6時の始発バスに合わせて、続々と登山者が車から這い出てくる。私も、支度して山小屋風バス乗り場に向かう。チケットを往復(2600円荷物代込)で購入し、登山届を出す。マイクロバスだが人数分だけ車を出すので全員着席できる。私は2台目で北沢峠へ向かう。
戸台大橋までは車で入れるが、橋のところがゲートになっているので一般車はここまで。ここからバスは一気に高度をあげ、50分ほどかけて2030mの北沢峠に到着した。途中、運転手さんが観光ガイドしてくれるが、甲斐駒と摩利支天、鋸岳が朝日に浮かびあがり歓声があがる。
北沢峠から広河原方向へ林道を下り途中から左折するとテン場があり、その先に北沢長衛小屋がある。それから仙水小屋。ここは完全予約制なので御注意。オーナーは自ら「人嫌い」と名乗った。
シラビソとコメツガの林をしばらく歩くと仙水峠で、明日登る仙丈ヶ岳が見える。ここから尾根の急登が始まるが、余裕で駒津峰(2740m)に到着した。ここは絶好の甲斐駒展望台だ。花崗岩で真っ白い雄大な岩峰が摩利支天を従え、悠然と聳えている。(下の写真)
kaikoma01_20130211171106.jpg

左の写真は駒津峰からの仙丈ヶ岳の女性的な山容。ここからはさすがに馬の背ヒュッテなどは目視では確認できない。ここに食料と水で重いザックをデポし、サブザックで甲斐駒へ向かうことにした。
kaikoma02_20130211171107.jpg

駒津峰をいったん下り、大きな岩が散在する尾根を甲斐駒ヶ岳へ向かう。六万石と名づけられた地点で岩の直登ルート(上級)と一般ルート(右方向)に分かれる。直前までどちらへ行こうか考えていたのだが、ついうっかり標識を見落とし気がついた時には直登ルートを登っておりました。大きな岩の間の狭いところを、身をそらして通るところもあり、大きな荷物だと冷や汗がでるかも。左の写真は、直登ルートを下から見上げている図。
kaikoma03_20130211171107.jpg



横を見ると甲斐駒ヶ岳の頂上から摩利支天へ至る砂礫帯の稜線を複数のパーティが下っていくのが見える。輝く雲海の彼方には地蔵ヶ岳のオベリスクとその後ろに富士山がくっきりと見えた。(下の写真)おもわず、やったーと心で快哉を叫ぶ。クリックすると大きな画像が見られます。

kaikoma05L_20130211171125.jpg


甲斐駒ヶ岳(2967m)頂上の風景(下の写真)。雲が、ぽこぽこ浮いている。気持ちいい。一緒に直登ルートを登ってきた若い人とシニアと私の3人で写真を撮りあう。戦友だね。シニアの人は69歳だと言う。それで新潟から高速を乗り継ぎ8時間かけてやってきたと言う。すごい。私が69歳の時こんなに元気だろうか?
頂上からは360度の大パノラマ。北アルプス、後立山連峰、乗鞍岳、木曾御岳、北岳、農鳥岳、鳳凰三山、八ヶ岳。その他たくさん。
kaikoma06_20130211171126.jpg


3人で一緒に頂上を出発。摩利支天へは下山途中から往復30分ほどの寄り道になる。シニアの方は今日中に帰るということで別れ、若い人と二人で摩利支天へ向かう。頂上には、祠やら鉄製の刀などが岩に突き刺してあり信仰の山という風情ありあり。
左の写真は、摩利支天のピークの向うに甲斐駒ヶ岳の頂上を被らせて撮って見ました。この後下山にかかりましたが暑くなってきたせいか、飛ばしすぎのツケがきたのか、調子ががくっと落ちる。若い人とも別れ、駒津峰でザックを回収し、双児山経由でゆっくり北沢峠へ向かう。
kaikoma07_20130211171127.jpg


北沢峠から林道を下り途中から大平(おおだいら)山荘経由薮沢新道への道をたどる。大平山荘(写真)は、1泊2食付き7500円(統一料金)。今夜の泊りは5人パーティ1組と私の6人だけ。夕食後、宿の御主人に山の生活や高山植物の話を聞く。ここは、私営でとても好印象の家庭的な山荘です。山荘の周りは高山植物だらけで,花の名前を色々教えてもらえますよ。次回もここに泊りたい。
4時半夕食、7時消灯。夜半には満天の星で、天の川も見えました。布団は薄目なので、寒がりの人はシュラフカバー持参したほうが良いかも。
kaikoma08_20130211171124.jpg

参考情報ですが、どの小屋にも水場(無料)が完備しているので水には不自由しません。但し、仙丈ヶ岳の頂上直下にある仙水小屋だけは水源が涸れているとのことです。各小屋にはトイレが完備し、宿泊者以外有料です(100円)。
平日に広河原へ下る方は、バスの便に注意を払う必要があります。平日には工事が行われる為か、12時台発の広河原行きは、広河原で接続便が4時までありません。タクシーも交通止めだそうです。バス停に張り紙がしてありました。


(完)

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甲斐駒ヶ岳(2,967m)

【期日】 '06.9.3(日)~9.4(月)
【天候】 晴
【形態】 単独行
【コース】 1日目:自宅==車==> 戸台/仙流荘前駐車場600>>バス>>700北沢峠→北沢長衛小屋→800仙水峠→900駒津峰→六万石→1010駒ヶ岳頂上1100→摩利支天→1230駒津峰→双児山→1420北沢峠→1440大平山荘(泊り) 2日目:仙丈ヶ岳
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埼玉の自宅から国道254、142、14、19、361、152号と車を走らせ、桜で有名な高遠を横目に見て程なく無料の駐車場がある戸台の仙流荘前へ走りこんだ。既に広い駐車場は半分が埋まっていて、大半のオーナーは今ごろ北沢峠界隈の山小屋で爆睡しているはずだ。今日は土曜日なのだ。遠かったが、明日への期待で胸は高鳴っていた。
朝5時になると6時の始発バスに合わせて、続々と登山者が車から這い出てくる。私も、支度して山小屋風バス乗り場に向かう。チケットを往復(2600円荷物代込)で購入し、登山届を出す。マイクロバスだが人数分だけ車を出すので全員着席できる。私は2台目で北沢峠へ向かう。
戸台大橋までは車で入れるが、橋のところがゲートになっているので一般車はここまで。ここからバスは一気に高度をあげ、50分ほどかけて2030mの北沢峠に到着した。途中、運転手さんが観光ガイドしてくれるが、甲斐駒と摩利支天、鋸岳が朝日に浮かびあがり歓声があがる。
北沢峠から広河原方向へ林道を下り途中から左折するとテン場があり、その先に北沢長衛小屋がある。それから仙水小屋。ここは完全予約制なので御注意。オーナーは自ら「人嫌い」と名乗った。
シラビソとコメツガの林をしばらく歩くと仙水峠で、明日登る仙丈ヶ岳が見える。ここから尾根の急登が始まるが、余裕で駒津峰(2740m)に到着した。ここは絶好の甲斐駒展望台だ。花崗岩で真っ白い雄大な岩峰が摩利支天を従え、悠然と聳えている。
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左の写真は駒津峰からの仙丈ヶ岳の女性的な山容。ここからはさすがに馬の背ヒュッテなどは目視では確認できない。ここに食料と水で重いザックをデポし、サブザックで甲斐駒へ向かうことにした。
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駒津峰をいったん下り、大きな岩が散在する尾根を甲斐駒ヶ岳へ向かう。六万石と名づけられた地点で岩の直登ルート(上級)と一般ルート(右方向)に分かれる。直前までどちらへ行こうか考えていたのだが、ついうっかり標識を見落とし気がついた時には直登ルートを登っておりました。大きな岩の間の狭いところを、身をそらして通るところもあり、大きな荷物だと冷や汗がでるかも。左の写真は、直登ルートを下から見上げている図。
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横を見ると甲斐駒ヶ岳の頂上から摩利支天へ至る砂礫帯の稜線を複数のパーティが下っていくのが見える。輝く雲海の彼方には地蔵ヶ岳のオベリスクとその後ろに富士山がくっきりと見えた。おもわず、やったーと心で快哉を叫ぶ。
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甲斐駒ヶ岳(2967m)頂上の風景(左の写真)。雲が、ぽこぽこ浮いている。気持ちいい。一緒に直登ルートを登ってきた若い人とシニアと私の3人で写真を撮りあう。戦友だね。シニアの人は69歳だと言う。それで新潟から高速を乗り継ぎ8時間かけてやってきたと言う。すごい。私が69歳の時こんなに元気だろうか?
頂上からは360度の大パノラマ。北アルプス、後立山連峰、乗鞍岳、木曾御岳、北岳、農鳥岳、鳳凰三山、八ヶ岳。その他たくさん。
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3人で一緒に頂上を出発。摩利支天へは下山途中から往復30分ほどの寄り道になる。シニアの方は今日中に帰るということで別れ、若い人と二人で摩利支天へ向かう。頂上には、祠やら鉄製の刀などが岩に突き刺してあり信仰の山という風情ありあり。
左の写真は、摩利支天のピークの向うに甲斐駒ヶ岳の頂上を被らせて撮って見ました。この後下山にかかりましたが暑くなってきたせいか、飛ばしすぎのツケがきたのか、調子ががくっと落ちる。若い人とも別れ、駒津峰でザックを回収し、双児山経由でゆっくり北沢峠へ向かう。
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北沢峠から林道を下り途中から大平(おおだいら)山荘経由薮沢新道への道をたどる。大平山荘(写真)は、1泊2食付き7500円(統一料金)。今夜の泊りは5人パーティ1組と私の6人だけ。夕食後、宿の御主人に山の生活や高山植物の話を聞く。ここは、私営でとても好印象の家庭的な山荘です。山荘の周りは高山植物だらけで,花の名前を色々教えてもらえますよ。次回もここに泊りたい。


4時半夕食、7時消灯。夜半には満天の星で、天の川も見えました。布団は薄目なので、寒がりの人はシュラフカバー持参したほうが良いかも。
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参考情報ですが、どの小屋にも水場(無料)が完備しているので水には不自由しません。但し、仙丈ヶ岳の頂上直下にある仙水小屋だけは水源が涸れているとのことです。各小屋にはトイレが完備し、宿泊者以外有料です(100円)。
平日に広河原へ下る方は、バスの便に注意を払う必要があります。平日には工事が行われる為か、12時台発の広河原行きは、広河原で接続便が4時までありません。タクシーも交通止めだそうです。バス停に張り紙がしてありました。


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Author:アベル父さん
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