野口五郎岳、烏帽子岳往復

7月14日~15日、高瀬ダムからブナ立尾根を登り烏帽子小屋にテントを張って野口五郎岳(2,924m)、烏帽子岳(2,628m)を往復した。

裏銀座と言われるほど昔から人気のルートだが、あまのじゃくの私は敬遠して今日に至る。冥途の土産に一度だけと思い、行ってきた。何をとち狂ったか今年初の山歩きで、記録的な猛暑の中テント泊を選択。ブナ立尾根の急登を死ぬ思いでこなし無事下山した。

もともとの計画が高瀬ダムを起点に野口五郎岳の往復だったが、周りの人達の会話から野口五郎岳から湯俣温泉を回り高瀬ダムに戻る計画にかなり気持ちが向いたが、烏帽子小屋についてその新しい計画はすぐにとん挫した。湯俣温泉の手前に架かっている橋が先の豪雨で流され小屋(晴嵐荘)も営業していないとのお達しである。渡渉はかなり危険との話で、あっさり湯俣温泉は断念した。

さて猛暑の話だが、幸いブナ立尾根はブナやコメツガの木立のおかげで日差しを遮ってくれるのでかなり暑さをしのげた。たまらなかったのはテント場の暑さだった。烏帽子小屋は、日差しは強いものの稜線に立地していて富山側から涼しい風が吹くので暑さを
何とかしのげるが、テント場は少し下った長野県側の窪地にあるので、風が全くなく、我慢できない暑さだった。夕方6時半を過ぎる頃にやっとテントの中に入る気になれた。

長野とは思えぬ猛暑の中の記憶に残る山行きになったが、野口五郎岳への稜線歩きは涼しく快適だったし、眺めも最高だった。薬師岳や水晶岳の斜面にまだ相当の残雪があるのも大変印象的だった。

【記録】
14日(土)
06:00 高瀬ダムから登高開始(七倉からタクシー相乗り)
11:00 烏帽子小屋着。テント設営
12:00 烏帽子岳に向かう。
13:00 烏帽子岳
14:00 テント場帰着

15日(日)
04:20 テント場出発
06:40 野口五郎岳着
08:50 テント場帰着、テント撤収
09:40 烏帽子小屋出発
13:26 高瀬ダム着、タクシー呼ばず七倉まで歩く。
14:42 七倉山荘まえ駐車場帰着

【写真&行動記録】
七倉山荘前は登山だけではなく観光の目的もあってよく整備され明るい雰囲気に感動した。良くはわからないが観光事務所や派出所みたいな建物、ゲート管理棟、トイレなどの施設があり、駐車場の区割も幅に余裕があった。

朝5時ごろタクシーが4台ほど来て並んでいた登山者を4人づつ運んでくれた。料金は2,200円なので4人乗ると一人550円である。15分ほどで最初のグループを高瀬ダムに降ろして戻ってきた。私は2巡目の客となった。

朝6時、ダムの上を歩き始める。


不動沢の吊り橋を渡り、濁沢の河原(下の写真)を歩くと登山口の標識とこのルート唯一つの水場がある。ただし、沢水なので胃腸の弱い人は注意が必要。私は問題なし。ところで登山口の標識には、12という番号が振ってあって烏帽子小屋に近づくにつれて1つづつ数字が減る仕掛けになっていた。烏帽子小屋のわきが「0」である。私は、できるだけ確認しながら登ったが11、3の標識を見逃した。写真の標識に12の数字が見える。
noguchigoro22.jpg

濁沢
noguchigoro02.jpg

11時ごろ、ヒーコラ言いながら烏帽子小屋に到着。早速、テントの申し込みをし、水と炭酸ジュースを購入する。後でビールを購入したが、通常品が650円、賞味期限の過ぎた訳あり品が490円で売られていた。小屋の向こうに前烏帽子岳が見える。
noguchigoro03.jpg

小屋の前にはイワギキョウの群生がきれいだ。相当手入れをしていると見える。
noguchigoro04.jpg

薬師岳と赤牛岳
noguchigoro05.jpg

三ツ岳
noguchigoro06.jpg

テント設営が終わったところで一息入れ、サブザックを背負って烏帽子岳に向かう。標準時間では往復3時間弱。写真は、前烏帽子岳。
noguchigoro07.jpg


前烏帽子岳に上ると烏帽子岳とその向こうに立山や針ノ木岳が見えてくる。
noguchigoro08.jpg

烏帽子岳の頂上。果敢に岩の上に挑戦する若者。
noguchigoro09.jpg

立山
noguchigoro10.jpg

針ノ木に並んで蓮華岳
noguchigoro11.jpg

烏帽子小屋に帰還。暑さをしのぎながら時間をつぶす。
noguchigoro12.jpg

15日(日)野口五郎岳に向かう。朝4時サブザックで三ツ岳を過ぎ、もう野口五郎岳が目前。その向こうに槍ヶ岳、富士山も見える。
noguchigoro13.jpg

小屋はどこだと思っていたら目の前の岩陰に突如小屋が現れた。
noguchigoro14.jpg

写真の左から笠ヶ岳、双六岳、そして水晶岳
noguchigoro15.jpg

頂上で記念写真
noguchigoro16.jpg

帰り道、小屋のある烏帽子岳、立山方面
noguchigoro18.jpg

こんな奇岩もありました。
noguchigoro19.jpg

コマクサ
noguchigoro20.jpg


noguchigoro21.jpg

不動沢の吊り橋、頑張ってなんとか早い時間帯に降りてこられました。
noguchigoro23.jpg

満々と水をたたえる高瀬ダム
noguchigoro24.jpg

高瀬ダムの堰堤上。ここからタクシー代をケチるためと、加えて話のタネにと七倉山荘まで1時間20分かけて歩いてみた。最後のトンネルが長かった。
noguchigoro25.jpg
スポンサーサイト

御前山、大岳山、御岳山 紅葉の中の山歩き

2017年11月25日(土) 紅葉も終わりの奥多摩湖周辺に行ってみた。 JR青梅線鳩の巣駅の近くの観光用無料駐車場に車を停める。始発の下り電車に乗り、奥多摩駅に向かう。奥多摩駅から鴨沢西行きのバスに乗り換え奥多摩湖に方面に向かう。中型のバスはほぼ満席。その中奥多摩湖で降りたのは私一人だけ。大半は、雲取山が目的地だと思う。

御前山の頂上も私一人、しかし大だわを過ぎて大岳山に近づくにつれて登山者というべきかハイカーというべきか、人は増え大岳山の頂上は結構な賑わいを見せていた。今回はトレーニングのつもりなので、早々に頂上を辞し御岳山へ向かう。

御岳山の境内では鳩ノ巣への下山口を探してうろうろしてしまったが何とか見つけて下山開始。途中登山道が工事のため閉鎖で、鳩ノ巣城山経由の迂回路へ回されたが、これで余計な急登の上り下りを強いられて、すっかり疲れると同時に無性に腹が立ってきた。

6:22 奥多摩湖
9:02 御前山 1405m
10:10 大だわ
11:29 大岳山 1266m
12:33 御岳山
14:30 鳩ノ巣城山 759.8m
15;10 鳩ノ巣の駐車場

↓途中の展望台のような所からの眺望。設置されている案内板によると、一番後ろの山並みに、黒川鶏冠山、飛龍山、そして手前の黒戸山~榧木山の尾根の背後からわずかに頭を出しているのが七つ石山だそうだ。黒川鶏冠山には一度は行ってみようと思う。


↓誰もいない御前山
DSCF4975.jpg

↓盛況の大岳山
DSCF4979.jpg

↓いつも心が洗われる雄大な富士山
DSCF4978.jpg

雲取山、三条の湯周回

今年は2017年だが、標高が2017mということで雲取山登山が隠れたブームになっているような、そうでないような。本当のところはアンケートを取らないとわからないが、私は純粋に体力トレーニングができる手短な山ということで雲取山を選択した。

昨年は鴨沢の小袖峠駐車場から最短距離を単純に往復したが、今年は趣向を変えて三条の湯経由で頂上を踏み、小袖峠に下山した。

3連休の最終日、快晴、紅葉の季節となれば、冒頭の事情が有る無しに関わらず人は殺到する。(実際土曜日に入山して山小屋やテントで1泊していると思われる多くの方々が小袖峠駐車場よりかなり下まで路上駐車されていた。ご苦労様。私が着いた土曜夜の駐車場は半分以下だったので楽勝。)

11月5日(日)
4:30 小袖峠の駐車場を出発。いったん林道を国道411号まで降りる。未明の国道歩きは車の往来に恐怖を感じる。お祭の集落から三条の湯経由の雲取山登山道路へ入る。
8:30 三条の湯
10:34 稜線のコル
11:19 頂上着 発11:34
13:55 小袖峠の駐車場へ帰着 

林道歩きは単調で疲れたが、楽しかった。他の皆さんも同様楽しそうだったが、雲取山で中国語が飛び交っていたのは軽いおどろきだった。

↓三条の湯が見えてきて疲れが吹き飛ぶ


↓目の前に見慣れた頂上が現れる。
DSCF4968.jpg

↓予想通り山頂のあちこちに多くの人達が。富士山と北岳、甲斐駒がくっきりと見える。
DSCF4969.jpg

↓GPS軌跡
雲取山GPS

間ノ岳、農鳥岳縦走

10月9日(月)、10日(火)と天気が良さそうなので、南アルプスの間ノ岳(3,190m)、農鳥岳(3,026m)を回って来た。前回9月14日に果たせなかった白根三山縦走のリベンジである。

前日は帰りを考えて奈良田温泉の登山者用駐車場(丸山林道入口)に車を停め、9日5時32分のバスで広河原へ向かう。
6時40分広河原山荘前を出発。向かうは大樺沢を詰めて八本歯のコルである。連休最終日なので結構な人である。
8時16分 二俣通過、
10時14分 八本歯のコル
11時17分 吊尾根分岐着(トラバース路は通行禁止なので)。北岳はスキップする。
11時52分 北岳山荘着

北岳山荘は連休の最終日のため半分ほどの入りだろうか?もちろん1つの布団で寝られた。小屋の人に聞くと8日の夜は相当混んだそうだが、何とか一人一つの布団で納まったそうだ。いづれにしても1日ずらして正解だった。

10日(火)
初めてのコースで時間が読み切れず、下山が日没になることも想定した。心強かったのは、農鳥岳を経由して奈良田に降りるという人が結構居たことであった。

4時40分 北岳山荘を早めに出発する。日の出は、5時半過ぎの予定。
6時01分 間ノ岳着
7時05分 農鳥小屋、朝食をとる。
8時39分 農鳥岳(3、026mの方)
9時12分 大門沢下降点
12時00分 大門沢小屋 昼食
13時30分 奈良田第一発電所取水口の吊橋着、この直後広い林道に出る。
14時15分 広河内橋(ゲート)
14時30分 奈良田の駐車場に帰着

想定以上に早く下山できて上首尾だった。日没を考えると大門沢下降点には遅くとも12時前到着が必須条件だったが、大幅に余裕で到着できた。このルート、この歳になって初めてというのも気恥ずかしいが、自分の体力に自信が持てて嬉しかった。初めてでなければ、話のタネに農鳥小屋に泊まってみたかった。小屋前の広場の片隅で、朝食を摂ったが親父さんは出てこなかったので話をする機会は残念ながらというべきか、幸いというべきか無かった。

同じ時間帯に行動していた人が4人ほどいたが、中でもいつも前後していた若者がいて何気ない会話が楽しかった。ありがとう。

とても印象深かった出来事は、大門沢下降点の手前で母親に連れられた8歳前後の女の子とすれ違ったこと。登山を嫌がっている風ではなく、とても可愛らしくて山にいることが嬉しそうな風情であった。もしかしたら農鳥小屋の関係者かな、と勝手に想像してみた。

そんなこんなで、とても充実して記憶に残る、幸福な山行だった。

(了)

もう少し詳しい内容をこちらへアップしてみました。よろしかったらご覧ください。

↓八本歯のコルから北岳山荘と間ノ岳
間ノ岳

↓農鳥岳、下に農鳥小屋が見える。
農鳥岳

爺ヶ岳(2,670m)

2017年9月24日(日) 爺ヶ岳日帰り

午後から雲がわいてきて頂上付近を隠してしまったが、私が登山中は写真の通りの登山日和りだった。

6:00 登山口(無料駐車場に空きがなく路肩駐車)
8:10 種池山荘
9:00 爺ヶ岳南峰
9:20     中峰
10:00 種池山荘
11:40 登山口戻り

↓種池山荘


↓種池山荘から南峰
DSCF4873.jpg


↓南峰頂上にて立山、劔をバックに記念撮影
DSCF4874.jpg

↓正面に針ノ木岳、左端奥に槍ヶ岳
DSCF4877.jpg

↓鹿島槍ヶ岳
DSCF4878.jpg

↓左に立山、右に剱岳。春に滑った御前谷が正面に見える。その右横に永遠の課題になりつつある内蔵助谷が険しい表情を見せている。
DSCF4882.jpg
プロフィール

アベル父さん

Author:アベル父さん
団塊世代、男

最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
FC2カウンター